概要
以前の記事で Foreman を使用したベアメタルサーバの構築を行いました。
この設定では ESXi 上の VM を利用して BIOS モード向けの設定を行い、VM も BIOS モードで起動していたため、この設定のままでは UEFI の物理サーバ等ではうまく PXE ブートが行われません。
※ BIOS 向け設定のままで UEFI 環境から PXE ブートを試みると、配布されるブートローダ(pxelinux.0)を正しくロードできずに「Boot Failed: PXE Device X」となってしまいます。
そのため、UEFI 向けの対応を設定していきます。
プロビジョニングテンプレートの紐づけ
[ホスト] > [プロビジョニング設定] > [プロビジョニングテンプレート] より Preseed default PXEGrub2 Autoinstall を見つけて選択します。"関連付け" から使用しているオペレーティングシステムを選択します。

オペレーティングシステムの設定
[ホスト] > [プロビジョニング設定] > [オペレーティングシステム] より使用しているオペレーティングシステムを選択します。
"PXEGrub2 テンプレート" が選べるようになっていますので、先ほど紐づけた Preseed default PXEGrub2 Autoinstall を指定します。

ホスト側の設定
対象ホストの設定(新規作成 or 編集)を開き、"オペレーティングシステム" のタブで "PXE ローダー" を Grub2 UEFI に変更します。

この状態で送信後、編集の場合は三点リーダーから再ビルドを実施し、設定を反映します。

動作確認
ベアメタルサーバから UEFI モードで PXE ブートし、正常に起動すればOK。