この記事は「KIT AppDeveloper Advent Calendar 2015」企画の13日目の記事です。
他のためになる記事は
http://qiita.com/advent-calendar/2015/kitappdeveloper
からご覧いただけます。
今回はG空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール(2015年11月28日)で発表した「賢いバス停」の技術部分について、簡単に書いていこうと思います。
当日のプレゼンで話していない部分になります。
#賢いバス停について
まず、「賢いバス停」ってなんのことだ!という人向けに簡単に書いておきます。
当日発表したスライドをスライドシェアで公開していますので、ご覧ください。
http://www.slideshare.net/masamichi12/gict
・概要
バス停にはディスプレイが付いており、時刻表やルートを表示します。またバス停と会話をすることにより、道案内や乗り換え、近くのお店の情報が聞けます。事前に子供の顔を登録しておくと、バス停と会話したとき親に通知がいく見守りシステムや、災害時にイラストと地図で外国人でもわかりやすい避難指示を表示するシステムが搭載されています。
多くの機能があるのですが、今回は時刻表、顔判別、災害対策に関して書いていこうと思います。
##時刻表
時刻表のデータはオープンデータを利用しています。
オープンデータは政府や自治体がアプリなどで利用しても大丈夫なデータです。
データはバスの時刻表や統計データ、施設データ、写真など様々な物があります。
今回は石川県野々市市のコミュニティーバス「のっティ」で実験していくため、野々市市のオープンデータを利用しました。
http://www.city.nonoichi.lg.jp/hisyo/opendata/opendata_top.html
夏休みにハッカソンで時刻表を作成したのものをGoogle Playで公開しているので、のっティ利用者はお使いください。(使えないアプリだと思いますが…)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.appspot.kiesprj.busstopn
##顔判別
顔判別はまだ実装途中ですが、Caffeで試しているところです。
公式サイトはこちらになります。
http://caffe.berkeleyvision.org
「Caffeで手軽に画像分類」でCaffeの使い方が書いてあります。また、多くのサイトで補足が書かれているので、参考になると思います。
http://techblog.yahoo.co.jp/programming/caffe-intro/
実装としては、Android端末を使用しているので顔を認識した時に撮影を行い、Caffeを使って判別させることを行う予定です。
##災害対策
現在はバス停の揺れ検知やAPIを用いて情報を表示しています。
災害時の時にネットワークが途切れないよう、920MHzの無線モジュールを用いてマルチホップ通信をすることも検討に入れています。
#最後に
さらっと「賢いバス停」の技術部分を書きましたが、いかがでしたか?
簡単に書きすぎだよ!と思う方も多いかと思いますが、学会帰りの電車でiPhoneから頑張って書いたので許してくだい!
これからも進化していくプロジェクトですので、応援よろしくお願いします!!