🚀 VS Code 1.105アップデート:AI、エージェント、そしてOS連携が大幅進化!
Visual Studio Codeの**2025年9月リリース(バージョン1.105)**が公開されました!今回のアップデートは、特にGitHub CopilotなどのAI機能、エージェントツールの強化、そしてOS連携の改善に焦点を当てた、開発者の生産性を大きく向上させる内容となっています。
このBlog記事では、新しく登場したすべての主要な情報を漏らさずご紹介します。
🤖 AIとチャット(GitHub Copilot Chat)の進化
今回のアップデートの核となるのは、チャット機能とAIエージェントの体験向上です。
1. 新しい大規模言語モデルのサポート
コーディングに最適化された最新モデルが利用可能になりました。
- GPT-5-Codex: OpenAIのGPT-5モデルで、エージェントコーディング向けに最適化されています。
- Claude Sonnet 4.5: Anthropicの、コーディングとリアルワールドのエージェント向けに最も高度なモデルです。
2. チャットのユーザー体験(UX)向上
-
「思考の連鎖 (Chain of thought)」表示(Experimental)
- モデルが応答を生成する際の「推論プロセス」を展開可能なセクションとして表示できるようになりました。これにより、モデルの提案の理解やデバッグに役立ちます。(設定:
chat.agent.thinkingStyle)
- モデルが応答を生成する際の「推論プロセス」を展開可能なセクションとして表示できるようになりました。これにより、モデルの提案の理解やデバッグに役立ちます。(設定:
-
最近のチャットセッションの表示(Experimental)
- アクティブなチャットがない場合に、ローカルの過去のチャット履歴が表示され、中断したところからすぐに再開できるようになりました。(設定:
chat.emptyState.history.enabled)
- アクティブなチャットがない場合に、ローカルの過去のチャット履歴が表示され、中断したところからすぐに再開できるようになりました。(設定:
-
エージェントループ中の変更の保持/取り消し
- エージェントがファイル編集を処理している最中でも、その変更を保持したり、取り消したりすることが可能になり、長時間タスクでの制御性が向上しました。
-
チャットメッセージナビゲーション用のキーボードショートカット
- チャットセッション内の以前のプロンプト間を移動するための新しいショートカットが追加されました。(
Ctrl+Alt+Up/Ctrl+Alt+Down)
- チャットセッション内の以前のプロンプト間を移動するための新しいショートカットが追加されました。(
3. AIによるマージ競合の解消
AIアシスタンスを利用してマージ競合を解決する機能が追加され、開発者にとってストレスの多い作業が軽減されます。
🛠️ エージェントツールとMCP(Model Control Plane)の強化
AIエージェントが使用するツールの定義と管理が大幅に改善されました。
1. 完全修飾ツール名のサポート
- 組み込みツールやMCPサーバー/拡張機能が提供するツールの名前の衝突を避けるため、ツール名がそれが属するサーバーや拡張機能によって修飾されるようになりました。(例:
codebaseではなくsearch/codebase)
2. MCPマーケットプレイス(Preview)
- 拡張機能ビューからMCPサーバーを直接参照・インストールできる組み込みのMCPマーケットプレイスが登場しました。(設定:
chat.mcp.gallery.enabled) - これにより、GitHub MCPレジストリを利用したMCPサーバーの発見と管理がシームレスになります。
3. ネストされたAGENTS.mdファイルのサポート(Experimental)
- ワークスペースのルートだけでなく、サブフォルダにも
AGENTS.mdファイルを配置できるようになりました。これにより、フロントエンドとバックエンドなど、コードベースの異なる部分に対してより具体的なコンテキストと指示を提供できます。(設定:chat.useNestedAgentsMdFiles)
🌐 OS連携と認証の改善
1. OS通知機能の拡張
- VS Codeが非フォーカス状態でも、チャットの応答があった際にOSのバッジと通知トーストが表示されるようになりました。通知には応答のプレビューが含まれ、選択するとチャット入力にフォーカスが移動します。(設定:
chat.notifyWindowOnResponseReceived)
2. macOSネイティブ認証のサポート
- macOS上で、Microsoftアカウントのサインインにネイティブな認証体験(MSALライブラリ)が採用されました。(MシリーズMac、またはIntune登録済みのデバイスで利用可能)
3. Appleアカウントでのサインイン
- GitHubまたはGoogleアカウントに加えて、Appleアカウントを使用してGitHub Copilotアカウントにサインインまたは設定できるようになりました。
4. GitHub認証でのPKCEサポート
- GitHub認証フローに**PKCE (Proof Key for Code Exchange)**サポートが導入され、セキュリティが強化されました。
✨ その他の重要な機能強化
アクセシビリティ
-
Windows上のPowerShell (pwsh) のシェル統合: スクリーンリーダーのユーザー向けに、
PSReadLineの合理化されたバージョンがアクティブになり、シェル統合機能が利用可能になりました。 - チャットアクティビティに関するスクリーンリーダーのより詳細なアナウンスを設定できるようになりました。(設定:
accessibility.verboseChatProgressUpdates)
エディターの体験
- クイック入力のデフォルトショートカットをオーバーライド可能に: コマンドパレットなどで使用されるクイック入力コントロール(Quick Pick, Input Box)のナビゲーション(リストの移動、Enterでの確定など)のキーボードショートカットを、コマンドとして上書きできるようになりました。
言語サポート(Python)
-
テストIDのコピーアクション: Runガターアイコンのコンテキストメニューに、完全修飾された
pytestまたはunittestのテスト識別子をコピーするためのコマンドが追加されました。
まとめ
VS Code 1.105は、AI駆動の開発体験をさらに深堀りし、特にGitHub Copilotとエージェント機能の使いやすさと強力さを向上させました。OSとの連携や認証のセキュリティ・利便性も高まり、よりスムーズな開発環境が提供されています。
今すぐVS Codeをアップデートして、これらの新しい機能を体験してみてください!
Visual Studio Code v1.105 Updatesの詳細はこちら
🚀 VS Code 1.104アップデート:AIモデルの柔軟性とセキュリティが大幅強化!
Visual Studio Codeの**2025年8月リリース(バージョン1.104)**が公開されました。このバージョンでは、特にGitHub CopilotなどのAI機能の「モデル選択の柔軟性」と「セキュリティ」に焦点が当てられています。
前バージョンと同様に、今回のアップデートで新しく出たすべての情報を漏らさず、Markdown形式のBlog記事としてご紹介します。
🤖 AIとチャット(GitHub Copilot Chat)の進化
1. モデル選択の柔軟性と最適化
-
モデルの自動選択 (Auto model selection) (Preview)
- チャットのモデルピッカーに「Auto」オプションが追加されました。これを選択すると、VS Codeがパフォーマンスとレート制限を最適化するために最適なモデル(Claude Sonnet 4、GPT-5、GPT-5 mini、GPT-4.1など)を自動で選択します。
-
拡張機能によるモデルの提供
- VS Code拡張機能を通じて、独自のモデルをチャットに提供できるようになりました。
2. セキュリティと安全性の向上
-
機密ファイル編集時の確認
- エージェントモードで、設定ファイルなど、誤ってまたは悪意を持って変更されると即座に悪影響を及ぼす可能性のある機密ファイルを編集する前に、明示的なユーザー確認を求めるようになりました。(設定:
chat.tools.edits.autoApprove)
- エージェントモードで、設定ファイルなど、誤ってまたは悪意を持って変更されると即座に悪影響を及ぼす可能性のある機密ファイルを編集する前に、明示的なユーザー確認を求めるようになりました。(設定:
-
ターミナル自動承認の改善と警告
- ターミナルコマンドの自動承認機能(
chat.tools.terminal.enableAutoApprove)が改善され、安全性が向上しました。 - 特に、エージェントが
curlやwgetなどを使用してインターネットからコンテンツを取得しようとすると、プロンプトインジェクション攻撃の一般的な経路であるため、警告が表示されるようになりました。
- ターミナルコマンドの自動承認機能(
3. エージェントへのコンテキスト提供
-
AGENTS.mdファイルのサポート (Experimental)- ワークスペースのルートに
AGENTS.mdファイルを配置することで、エージェントにコンテキストや指示を自動的に提供できるようになりました。チームで複数のAIエージェントを使用する際に特に有用です。(設定:chat.useAgentsMdFile)
- ワークスペースのルートに
4. チャット体験の品質向上
-
変更されたファイルの体験改善
- エージェントモードでの変更ファイルリストがデフォルトで折りたたまれ、チャット会話により多くのスペースを割り当てられるようになりました。
- 変更を受け入れると、そのファイルはリストから削除されます。
-
プロンプトファイルでのカスタムチャットモードの使用
- 再利用可能なチャットプロンプトを記述するプロンプトファイル内で、組み込みモードだけでなく、カスタムチャットモードも参照できるようになりました。
-
チャットセッションビューの強化
- ローカルおよび貢献されたチャットセッションを一元管理する「Chat Sessions」ビューが大幅に強化され、ステータスバーでの進捗追跡や、マルチセッションサポートが改善されました。
-
チャットのフォント設定
- チャットメッセージのフォントファミリー(
chat.fontFamily)とフォントサイズ(chat.fontSize)を設定できるようになりました。
- チャットメッセージのフォントファミリー(
5. その他のチャット関連
-
数学レンダリングのデフォルト有効化
- チャット応答での数式のレンダリングが一般提供(GA)となり、デフォルトで有効になりました。(設定:
chat.math.enabled)
- チャット応答での数式のレンダリングが一般提供(GA)となり、デフォルトで有効になりました。(設定:
-
TODOからのコーディングエージェントへの委任
-
TODOコメントから直接、Copilotコーディングエージェントにタスクを委任するコードアクションが追加されました。
-
🌐 認証と開発者生産性の向上
1. Googleアカウントでのサインイン
- GitHub Copilotへのサインインまたはサインアップに、Googleアカウントを使用するオプションが一般提供(GA)となり、すべてのユーザーに展開されます。
2. ターミナルの機能強化
-
ターミナルアクションの配置場所の拡張
- ターミナルビューで利用できるアクション(新しいターミナルのドロップダウン、クリアなど)が、エディター領域のターミナルやターミナルウィンドウでも利用可能になりました。
-
ターミナルIntelliSenseの改善(Preview)
- Windowsでのパフォーマンスが大幅に改善されました。
-
git補完のアイコンがコミット、ブランチなどを表す親しみやすいアイコンになりました。 - 多数の新しいコマンド(
adb,docker,go,jqなど)の補完仕様が追加されました。
-
ターミナルSticky Scrollのデフォルト有効化
- ターミナルのスティッキースクロールがデフォルトで有効になり、ページャー使用時の動作改善など、複数の機能強化が施されました。
3. 言語サポート
-
JavaScript/TypeScript:
bower.jsonIntelliSenseの削除- 2017年から非推奨となっているBowerの組み込みIntelliSenseが、利用率の低さから削除されました。引き続きサポートが必要な場合は拡張機能の利用が推奨されます。
-
Python:Pylance IntelliSenseの全Pythonドキュメントでの有効化
- Pylance IntelliSenseが、ターミナルやDiffビューを含むすべてのPythonドキュメントでデフォルトで有効になりました。
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検索結果から、VS Code 1.103のアップデート内容をMarkdown形式でまとめます。
🚀 VS Code 1.103アップデート:AIエージェント機能と開発体験が大きく進化!
Visual Studio Codeの**2025年7月リリース(バージョン1.103)**が公開されました。このバージョンでは、特にAIエージェントの体験(チャット、ツール、モデル)と開発者の生産性向上に貢献する多くのアップデートが含まれています。
🤖 AIとチャット(GitHub Copilot Chat)の進化
1. 新しいAIモデルのサポートとツール機能
-
新しいモデルのサポート
- エージェントコーディングに最適化されたGPT-5-Codex、Anthropicの高度なモデルであるClaude Sonnet 4.5のサポートが追加されました。
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ツールの完全修飾名 (Fully Qualified Tool Names)
- プロンプトファイルやカスタムチャットモードでツール名を指定する際に、組み込みツールや拡張機能由来のツールとの名前の衝突を避けるため、
search/codebaseのような完全修飾名がサポートされました。
- プロンプトファイルやカスタムチャットモードでツール名を指定する際に、組み込みツールや拡張機能由来のツールとの名前の衝突を避けるため、
-
カスタムモデル向け編集ツールの改善
- Bring Your Own Key (BYOK) のカスタムモデル向けに、VS Codeの組み込みツールとより良く統合するための編集ツールセットが改善されました。
2. エージェントへのコンテキストと制御の強化
-
ネストされた
AGENTS.mdのサポート (Experimental)- ワークスペースのサブフォルダにも
AGENTS.mdファイルを配置できるようになり、コードベースの異なる部分に対してより具体的なコンテキストや指示をエージェントに提供できるようになりました。
- ワークスペースのサブフォルダにも
-
思考の連鎖(Chain of thought)の表示 (Experimental)
- モデルが応答する際の推論(考え方)をチャット内で展開可能なセクションとして表示できるようになりました。(設定:
chat.agent.thinkingStyle)
- モデルが応答する際の推論(考え方)をチャット内で展開可能なセクションとして表示できるようになりました。(設定:
-
エージェントループ中の変更維持/元に戻す
- エージェントが処理中でも、ファイルの編集に対する「維持(Keep)」または「元に戻す(Undo)」操作が可能になり、長時間実行されるタスクでの制御性が向上しました。
3. Chat UXとセッション管理の改善
-
OS通知の拡張
- VS Codeのウィンドウが非フォーカス状態のときにチャット応答を受信すると、OSバッジとトースト通知が表示されるようになりました。(設定:
chat.notifyWindowOnResponseReceived)
- VS Codeのウィンドウが非フォーカス状態のときにチャット応答を受信すると、OSバッジとトースト通知が表示されるようになりました。(設定:
-
最近のチャットセッションの表示 (Experimental)
- 新しいチャットセッションを作成する際のウェルカムビューに、最近のローカルチャット履歴が表示され、過去の会話をすぐに再開できるようになりました。(設定:
chat.emptyState.history.enabled)
- 新しいチャットセッションを作成する際のウェルカムビューに、最近のローカルチャット履歴が表示され、過去の会話をすぐに再開できるようになりました。(設定:
-
チャットセッションビューの強化
- ローカルチャットとリモートコーディングエージェントセッションを一元管理するビューが、UIとパフォーマンスの面で改善されました。
-
リモートコーディングエージェントへの委任
- ローカルチャットの全コンテキスト(ファイル参照を含む)を、リモートコーディングエージェントに委任する機能が強化されました。
4. ターミナルとMCP (Model-Component Provider)
-
チャット専用のターミナルプロファイル
-
run-in-terminalツールが起動するシェルを設定するためのプラットフォーム固有の設定(chat.tools.terminal.terminalProfile.windowsなど)が追加されました。
-
-
ターミナルプロンプトへの自動応答 (Experimental)
- エージェントがターミナルで入力プロンプト(例:
Confirm? y/n)に自動で応答できるようにするオプトイン設定が導入されました。(設定:chat.tools.terminal.autoReplyToPrompts)
- エージェントがターミナルで入力プロンプト(例:
-
MCP Marketplace (Preview)
- VS CodeにMCPサーバーを拡張機能ビューから直接参照・インストールできる組み込みのMCPマーケットプレイスが追加されました。
-
MCPサーバーの自動起動
- 新しいMCPサーバーや古いMCPサーバーが、チャットメッセージ送信時に自動的に起動するようになりました。
🌐 開発者生産性の向上
1. 認証
-
Appleアカウントでのサインイン
- GitHub Copilotアカウントのサインイン/セットアップに、GitHubまたはGoogleアカウントに加えてAppleアカウントを使用できるようになりました。
2. エディターとUI
-
Quick Inputのショートカット上書き
- コマンドパレット(Quick Pick、Input Box)などで使用されるQuick Inputコントロールのキーボードショートカット(リストの移動、
Enterでの確定など)がコマンドに移行され、ユーザーが上書きできるようになりました。
- コマンドパレット(Quick Pick、Input Box)などで使用されるQuick Inputコントロールのキーボードショートカット(リストの移動、
-
画面読み上げ機能の改善
- Windows上のpwsh(PowerShell)のシェル統合が、スクリーンリーダーユーザーをサポートするために合理化されました。
Visual Studio Code v1.103 Updatesの詳細はこちら
現在の情報に基づき、VS Code 1.102のアップデート内容をまとめてご案内します。
🚀 VS Code 1.102アップデート:MCPのGAとCopilot Chatのオープンソース化!
Visual Studio Codeの**2025年6月リリース(バージョン1.102)**が公開されました。このバージョンでは、**MCP (Model-Component Provider) の一般提供 (GA)**と、GitHub Copilot Chat拡張機能のオープンソース化が大きなハイライトです。
🤖 AIとチャット(GitHub Copilot Chat)の進化
1. GitHub Copilot Chatのオープンソース化
- OSS化の発表: GitHub Copilot Chat拡張機能のソースコードがmicrosoft/vscode-copilot-chatでMITライセンスのもと公開されました。透明性の向上とコミュニティによる貢献を促進します。
2. チャットモードと指示の改善
- チャットモードの強化: 組み込みモード(Ask, Edit, Agent)に加え、独自の指示と許可されたツールセットを定義するカスタムチャットモードが改善されました。
-
言語モデルの構成: チャットモード(
chatmode.md)内で、応答に使用する言語モデルを直接指定できるようになりました(モデル識別子のIntelliSenseも提供)。 -
カスタム指示の生成: **
Chat: Generate Instructions**コマンドが導入され、コードベースを分析してプロジェクトの慣習を反映したカスタム指示ファイル(.github/copilot-instructions.mdなど)の作成を支援します。 - 指示ファイルオンデマンドロード: 大規模な指示ファイルを、グロブパターンと組み合わせて、コンテキストが必要なチャットリクエスト時にオンデマンドでロードできるようになりました。
- 過去のリクエスト編集 (Experimental): 以前のリクエスト(プロンプト、添付コンテキスト、モード、モデル)をクリックして直接編集し、それ以降のリクエストを破棄して新しいリクエストとして再送信できるようになりました。
3. ターミナル自動承認(Experimental)
- エージェントモードでターミナルコマンドを実行する際の自動承認メカニズムが導入されました。
-
github.copilot.chat.agent.terminal.allowListとdenyListの設定により、特定のコマンドを明示的な承認なしで実行可能/禁止できます。 - デフォルトの許可リスト/拒否リストの提案も提供されています(例:
rmは拒否リスト)。
-
4. エージェントの認識向上
-
タスクとターミナル認識: エージェントが作成した背景のターミナルや実行中のタスクを理解し、
GetTaskOutputツールを使用してタスクの出力を読み取れるようになりました。これにより、重複タスクの回避やコンテキスト向上が図れます。
🧩 MCP (Model-Component Provider) の一般提供 (GA)
- MCPサポートがGAに: MCPサポートがVS Codeで**一般提供 (GA)**となりました。
-
リソースとしての統合: MCPサーバーは、ユーザー設定から分離され、各プロファイル内の専用
mcp.jsonファイルに保存されるファーストクラスリソースとして扱われるようになりました。 - 設定同期 (Settings Sync) 対応: MCPサーバー構成はSettings Syncでシームレスに同期されます。
-
Dev Container対応:
devcontainer.jsonおよびdevcontainer-feature.jsonでMCPサーバー構成を直接指定できるようになりました。
💻 エディター体験とその他の改善
1. エディター機能
-
マウスミドルクリックでのスクロール:
editor.scrollOnMiddleClick設定により、マウスホイール(ミドルボタン)を押しながらマウスを動かすことで、エディターをスムーズにスクロールできるようになりました。 - Copilotタスク委任: Copilotコーディングエージェントにタスクを委任し、バックグラウンドで処理させ、完了後にPull Requestを作成させるワークフローが導入されました。
2. チャットUX
-
チャットビューの最大化: チャットビューを含む二次サイドバーを最大化し、プライマリサイドバーとパネルを非表示にして、エディター領域全体に表示できるようになりました(コマンド:
workbench.action.toggleMaximizedAuxiliaryBar)。 -
エージェント通知バッジ: ウィンドウが非フォーカスの際にエージェントがユーザー確認を求めている場合、ドックアイコンにバッジが表示されるようになりました(
chat.notifyWindowOnConfirmationで制御)。
3. CLIの拡張
-
code chatサブコマンドの追加: コマンドラインからチャットセッションを開始するためのcode chat [prompt]が利用可能になりました。モード指定(-m)やファイル追加(-a)のオプションもあります。
4. アクセシビリティ
-
キーボードショートカットの改善: 編集内容のすべてを維持するコマンド(
Keep All Edits)が、フォーカスがエディターにあってもキーボードショートカット(Ctrl+Alt+Y)で実行可能になりました。
Visual Studio Code v1.102 Updatesの詳細はこちら
はい、承知いたしました。VS Code 1.101のアップデート内容をまとめます。
🚀 VS Code 1.101アップデート:MCP機能の強化とチャットの進化!
Visual Studio Codeの**2025年5月リリース(バージョン1.101)が公開されました。このバージョンでは、特にModel Context Protocol (MCP)**の機能拡張と、Copilot Chat体験の向上が主なハイライトです。
🧩 MCP (Model-Component Provider) の新機能
MCP関連の機能が大幅に強化され、エージェントコーディングのフローがよりリッチになりました。
-
プロンプトサポートの追加: MCPサーバーがプロンプトを定義できるようになり、チャットで
/mcp.servername.promptnameの形式で再利用可能なスニペットやタスクとしてアクセス可能になりました。 - リソースサポートの追加: MCPツール呼び出しから返されたリソース(ファイルなど)をモデルが利用できるようになり、チャット内で保存したり、エクスプローラーにドラッグ&ドロップしたりできるようになりました。
- サンプリング機能 (Experimental): MCPサーバーがモデルに対してリクエストを返すサンプリング機能が導入されました。これにより、サーバー側からモデルへのフィードバックループが可能になります。
- 認証サポート: ユーザーアカウントを介して動作するMCPサーバー(認証が必要なサーバー)をサポートし、認証管理オプションがアカウントメニューに追加されました。
-
開発モードの導入: MCPサーバーの設定に
devキーを追加することで、ファイル変更を監視してサーバーを再起動したり、Node.js/Pythonサーバーのデバッグを設定できるようになりました。
🤖 AIとチャットの改善
-
チャットツールセットの導入: 関連するツールをツールセットとしてグループ化し、
#gh-newsのように#-メンションで簡単に有効/無効を切り替えられるようになりました。 - ユーザーメッセージの明確化: ユーザーメッセージの外観がAIの応答と区別しやすくなるように改善されました。
-
リクエストの取り消しが容易に: 以前のリクエストの横に「X」ボタンが表示され、それをクリックするか
Deleteキーを押すことで、そのリクエストと後続のすべてを取り消せるようになりました。 -
現在のファイルのコンテキスト追加が簡素化: 現在開いているファイルがコンテキスト候補として提案されるようになり、キーボード操作(
Shift+Tab->Enter)での追加が容易になりました。 - タスク診断の認識: エージェントがタスクを実行する際、問題マッチ(Problem Matcher)で検出されたエラーや警告を認識し、より的確な応答ができるようになりました。
-
fetchツールの警告:fetchツール利用時にプロンプトインジェクションの可能性について警告するメッセージが表示されるようになりました。
💻 その他の主要なアップデート
-
Source Control (SCM) の強化
- Source Control Graphビュー: ファイルをグラフビューで表示する機能が追加されました。
- Copilot Coding Agentの作業追跡: GitHub Copilotコーディングエージェントへの作業割り当てと追跡がVS Code内から可能になりました。
- プロセスの視覚化: プロセスエクスプローラーがフローティングウィンドウのインフラストラクチャに移行され、Web環境(Codespacesなど)でのリモートホストへの接続時にも利用可能になりました。
- タスク設定のエラー修正: タスク設定やProblem Matcherにエラーがある場合、「Fix with Github Copilot」アクションが提案され、迅速に修正できるようになりました。
-
設定検索のサジェスト (Preview): 設定エディタにトグルが追加され、文字列一致ではなく意味的に類似した設定をAIで検索できるようになりました(例:「テキストサイズを大きく」で
editor.fontSizeを検索)。
Visual Studio Code v1.101 Updatesの詳細はこちら
はい、承知いたしました。VS Code 1.100のアップデート内容をまとめてご案内します。
🚀 VS Code 1.100アップデート:チャットのカスタマイズとAI編集の高速化!
Visual Studio Codeの**2025年4月リリース(バージョン1.100)**が公開されました。このバージョンでは、チャット機能のカスタマイズ性向上と、AIによる編集(エージェントモード)のパフォーマンスが大幅に向上したことが大きな特徴です。
🤖 AIとチャット(Copilot Chat)の進化
1. 指示ファイルとプロンプトファイルの統合的サポート
AI体験をプロジェクトの慣習に合わせるための機能が強化されました。
-
指示ファイル (
.instructions.md): コードスタイルやフレームワークのルールなど、AIモデルへのコンテキストを提供するガイドラインを記述します。- 特定のファイルに適用するルールを、ヘッダーの
applyToグロブパターンで指定できるようになりました。
- 特定のファイルに適用するルールを、ヘッダーの
-
プロンプトファイル (
.prompt.md): スタンドアロンの完全なチャットリクエスト(プロンプト本文、チャットモード、ツールなど)を記述し、再利用可能にします。- チャット入力欄で
/からファイル名を指定するか、エディタの「再生」ボタンで実行できます。 - プロンプトファイルでも、実行時の
modeや使用するtoolsを指定できるようになりました。
- チャット入力欄で
2. AI編集の高速化
- 高速なパッチ編集のサポート: OpenAIモデル(GPT-4.1など)向けにApply Patch編集形式、Anthropicモデル(Claude 3.5など)向けにReplace Stringツールのサポートが実装され、特に大規模ファイルの編集が大幅に高速化されました。
3. ツール機能の拡張
-
#githubRepoツール: 開いていないGitHubリポジトリ内のコードを検索できるようになりました(例:"how to implement factory pattern in TS #githubRepo microsoft/vscode")。 -
#extensionsツール: Marketplaceから拡張機能を検索し、結果から直接インストールできるようになりました。 -
#fetchツールの改善: Webページ取得ツールが、ページ全体を取得し、結果をMarkdown形式で標準化して出力するようになり、モデルが情報を扱いやすくなりました。
4. エージェントモードの改善
- デフォルトモデルの変更: デフォルトのベースモデルとして、GPT-4.1のロールアウトが徐々に開始されました。
-
自己修正機能 (Experimental): エージェントによるファイル編集後に新しいエラーが発生した場合、自動的にフォローアップの修正案を提案できるようになりました(
github.copilot.chat.agent.autoFixで制御)。 - 会話履歴の要約: 会話が長くなった際、履歴全体を保持する代わりに、重要な情報とタスクの現在の状態を要約し、プロンプトのキャッシュを維持することで応答速度を維持する機能が導入されました。
💻 その他の主要なアップデート
1. エディター体験
- Next Edit Suggestions (NES) のデフォルト有効化: 次の編集候補の提案(NES)が、VS Code Stable版でデフォルトで有効になりました。
- 複数ウィンドウのサポート: チャットやエディターのウィンドウ管理が改善され、複数ウィンドウ間での一貫性が向上しました。
- ステージされた変更の識別: ステージされた変更が特定しやすくなりました。
2. Python 関連 (Python Extension)
-
ブランチカバレッジのサポート: テストエクスプローラーでPythonのブランチカバレッジがサポートされました(
coveragepy >= 7.7が必要)。 - 環境作成の簡易化: Python Environments拡張機能でQuick Createがサポートされ、ワンクリックで仮想環境を作成し依存関係をインストールできるようになりました。
-
AI Code Actions: 文字列連結をf-stringや
format()に変換する実験的なAIコードアクションが追加されました(Pylance利用時)。
3. 開発者向け
-
ESMサポート: 拡張機能が
package.jsonに"type": "module"を含めることで、JavaScriptモジュール(ESM)を使用できるようになりました。