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AWSの資格を全部取ったので思い出を振り返る

Last updated at Posted at 2021-11-30

この記事はフューチャーAdvent Calendarの1記事目です
12月1日は私の誕生日なので遠慮なく一番乗りします、おめでとう自分。

AWSの資格を11個全て取得しました

AWS認定試験の存在は2021年現在多くの人が知っていると思います。

AWSの資格は基礎コース、アソシエイト、プロフェッショナル、そして専門知識の4カテゴリ、11個の試験が存在します。
専門知識の試験はたまに増えたり減ったりします。

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2021年段階ではAWS Certified Alexa Skill Builder - Specialtyが廃止され、2022年に「SAP on AWS - 専門知識」が公開予定です。
先日ついに上記資格をコンプリートしました。
12個取る必要が無いので今が一番楽なタイミングかもしれませんね。

何故受験するのか

単純なメリット

私が以前勤めていた会社では試験に受かると1~3万円程度の報奨金が出る制度があり、最初はそれが目当てでした。
AWS試験合格者が社員に一定の人数いることが、企業がAWSパートナーシップを結んでいる場合、パートナーランクを上げる条件だったりするので、資格取得を推進する事は企業にとってもメリットがあったりします。
お金がもらえて勉強になるならやらない理由は無い、というモチベーションで、クラウドプラクティショナー、Solutions Architectアソシエイト、Developerアソシエイト、Machine Learning Specialityの順番で取得し、10万円近く稼ぎました。
急にMachine Learning Specialityを取ったのは、プロフェッショナル資格、または専門知識の保有者がいることがAWSパートナーシップのランクアップに貢献できるタイミングであったため、会社で勉強会を開いいたからです。
Machine Learning SpecialityだけはAWSの知識だけでなく、機械学習の基礎知識も多めに身につくので楽しかったです。

AWSの試験は機械学習の資格を除きAWSの使い方のみに特化した試験ですが、AWSを効率的に正しく使える人を増やす、というゴールから逆算して問題が作られており、試験ビジネスで儲けるために捻りだした無意味な試験ではない、というのがモチベーションを維持する上では重要でした。
合格すると解決したい課題に対してどのようなサービスを利用できるか、ベストな利用方法は何か、という引き出しが着実に増えていきます。

憧れドリブン

当時勤めていた会社にはA田さんという資格取得に力を入れているベテランの社員がいたという影響が大きいです。
A田さんはAWSの試験を取るだけでなくGCPの試験やG検定なども受けており、AWSの試験も最終的に全て合格していました。
そういう道があるのか、と刺激を受けなければ全部合格しようという発想を持つことは無かったと思います。
自分も周囲に良い影響を与えられるようになりたいものです。
何かを作ってみたり、深堀したり、競い合ったりと手法は人により様々ですが、IT系に転職してから仕事で扱う技術、知識に愛と情熱を純粋に持っている人の比率が極めて高いと感じる機会が増えました。
それだけでこの業界に来て良かったと思います。

一番の思い出、Solution Architect Professionalが鬼門だった

機械学習の認定資格に合格した後、Solution Architect Professionalに挑みましたが、圧倒的な難易度により初めて不合格となりました。
学習段階で他の試験以上に難しい事はわかっていたので、やれることはやり尽くしたつもりでしたが、それでもどうやったら合格できるかわからないほどの難易度で心が折れました。
その後1年ほど試験を受けようというモチベーションは無くなりました。
その間にフューチャーに転職しました。
あまり細かく書くと転職エントリーになってしまうので詳細は省きます。

リベンジできたモチベーション

フューチャーは試験代を経費精算できるものの、報奨金制度はありませんでした。
試験勉強をするモチベーションは純粋な熱意のみになります。
なんやかんや年収は2倍以上になったので数万円程度の報奨金が無い事への文句はありません。
フューチャーにも資格を7個持っているMさんがいたこと、Solution Architect Professionalの対策本が出版された事がモチベーションとなり、また自分の成長、活躍を発表する成果発表イベントがあるという会社のカルチャーがあったことも後押しし、資格取得を再開する事にしました。

最終的に本だけでなくhttps://aws.koiwaclub.com/にも課金する事にしました、このサイトはUIの出来があまり良くなく、最初はとても胡散臭いと感じていたのですが、練習問題の質はとても高く、これのお陰で合格できたと言っても過言ではありません。
以後全ての試験でお世話になる事になります。

そして伝説へ

鬼門のSAPに合格したし、7個取らなければ社内最強にはなれない、というモチベの元、SAP合格の翌週SysOps Administrator - Associateに合格しました。
SAPに合格できる知識があれば予習無しでも受かるような難易度なので、先に下位資格をコンプリートしてから順番に受けた方が良かったです。
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その後暫くは会社主催のイベント登壇やちょっとしたツール開発などにモチベーションが向き、7個目のDevOps Engineer - Professionalに合格したのは8月21日でした。
基礎科目をコンプリートし、全部取得が見えてきました。

残り4つの試験は今まで学んだ知識が土台となり、1~2週間の勉強機関で合格できる自信を持ち、ベースを上げて受験しました。

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最後に受けたDatabase Specialityは翌週にGo Conferenceを控えてたこともあり、ちょっと無茶をしてみて2週連続で資格を取得する形となりました。
かくして11資格コンプリートできました、憧れのA田さんに追いつけたかもしれませんが、彼は今ごろGCPもコンプリートしているかもしれません。
クラウドプラクティショナーが2019年9月6、コンプリートが2021年11月7日という結果となりました、休憩込みで2年以上費やした事になりますね。

勉強の方法、かかったコスト

AWSの試験は正攻法としてはブラックベルトなどの資料を読み漁るなど公式のサポートもありますが、漠然とした情報を全てを頭に叩き込むのは難しく、基本的には問題集を購入してひたすら解いてを繰り返し、9割方解けるようになったら本番の試験を受ける、というスタイルで挑みました。

モチベーションの保ち方としては、やるぞと決めたら先に受験料を払ってしまって、締め切りを作ってしまう事が有効です。
体調不良等どうしようもない場合は試験のリスケジュールはできます。
あとは始業前、終業後に勉強タイムを設けて、1日〇問頭に入れる、という習慣を作ると良いと思います。
https://aws.koiwaclub.com/は7問区切りで問題を繰り返し解けるので、隙間時間に無理のない負担でできる、という意味でも良いコンテンツでした。

書籍があるものは書籍を、ないものはudemyの教材を、https://aws.koiwaclub.com/の存在に気が付いてからはそれだけで済ませた場合もありますし、udemyと併用する事もありました。
また前の会社は落ちたら自腹システムなので、落ちた場合は受験料は経費になりません。

振り返ってみますと

自腹コンテンツ 価格
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 2,618円
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 2,618円
AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説 2,970円
udemy教材9種類 18,190円
aws.koiwaclub.com/への課金(3カ月 * 2回) 10960
SAP落ちたので自腹になった分 16,500円

合計53,856円かかりました、前の会社での報奨金があるお陰で自己負担額は0と考えることもできますが、結構な金額ですね。
受験料も完全自腹だと運転免許が取れるくらいのお金になるので会社で負担してもらえなかったらチャレンジしなかったと思います。
最後までモチベーションを維持できてよかったです。

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