用途
- ファイルのパーミッション(権限)を確認する、または変更する時に使用する。
パーミッションの確認方法
$ ls -l
パーミッション確認コマンドの結果の例
-rw-r--r-- 1 hoge staff 478 7 19 2021 hoge.html
drwxr-xr-x 4 hoge staff 128 7 24 2021 hoge.text
解説
1番目の値は、パーミッション情報
ファイル所有者、グループ、その他のユーザのアクセス権限が示されている。
例の場合、 「-rw-r--r--」 と 「drwxr-xr-x」
2番目の値は、リンクされている数・サブディレクトリの数
例の場合、 「1」 と 「4」
サブディレクトリ数と連動するが、そのものではない。
ご指摘いただいたコメントを引用させていただきました。
https://qiita.com/marukome/items/735516a8435312526082#comment-7b113f83f5b5a08dd9b4
3番目の値は、所有者やグループ情報
所有者やグループ情報が表示される。
例の場合、 「hoge staff」 と 「hoge staff」
(所有者が「hoge」、グループが「staff」)
4番目の値は、ファイルサイズ
例の場合、 「478」 と 「128」
5番目の値は、日時
更新日時が、月・日にち・年の順で表示される。
例の場合、 「7 19 2021」 と 「7 24 2021」
6番目の値は、ファイル名
例の場合、 「hoge.html」 と 「hoge.text」
-rw-r--r--
や drwxr-xr-x
について
1文字目はファイルのタイプを表している。
2文字目から4文字目はファイル所有者に対する権限を表している。
※今回の場合は左から3つ目の値の hoge
というのがファイル所有者。
5文字目から7文字目はファイル所有グループに対する権限を表している。
※今回の場合は左から4つ目の値の staff
というのがファイル所有グループ。
8文字目から10文字目はその他に対する権限を表している。
1文字目の意味
「-」 が 通常ファイル
「d」 が ディレクトリ
「l」 が リンクファイル
2文字目から10文字目までのアルファベットの意味
「r」 が 読み取り
「w」 が 書き込み
「x」 が 実行
-rw-r--r--の意味
「ファイルのタイプ」 が 「通常ファイル」 であり、
「所有者であるhoge」 に 「読み取り」 と 「書き込み」 の権限があり、
「所有グループであるstaff」 に 「読み取り」 の権限があり、
「その他」 に 「読み取り」 の権限があることを示している。
drwxr-xr-xの意味
「ファイルのタイプ」 が 「ディレクトリ」 であり、
「所有者であるhoge」 に 「読み取り」 と 「書き込み」 と 「実行」 の権限があり、
「所有グループであるstaff」 に 「読み取り」 と 「実行」 の権限があり、
「その他」 に 「読み取り」 と 「実行」 の権限があることを示しています。
アクセス権限の設定方法
$ chmod 設定したい値 ファイル名
$ chmod 755 hoge.html
設定したい値について
「r」 が 「4」
「w」 が 「2」
「x」 が 「1」
3文字ずつの合計を指定する。
例の755の場合は 「rwxr-xr-x」 を設定している。
内訳 「(rwx)4+2+1, (r-x)4+1, (r-x)4+1」
下記の記事を参考にしました。