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AWS SAA合格体験記:初心者でも諦めない!効率的な学習法と試験対策

Last updated at Posted at 2025-06-02

1. はじめに

私は今年の1月からIT未経験ながらIT企業へ転職し、新たなキャリアをスタートさせました。

今回は、かねてより目標にしていたAWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)に無事合格できましたので、その学習体験を共有したいと思います。

私は文系出身で、クラウドやインフラに関する知識はほとんどゼロからのスタートでした。それでも、効率的な学習と試験対策をしっかり行えば合格できるということを、この体験記を通じてお伝えできれば幸いです。

私のスペックと学習前の状況
保有AWS資格: CLF(2月合格)
AWS実務経験: 4か月ほど
学習期間: 約3ヶ月

正直なところ、当初は専門用語の多さに圧倒され、「自分にできるのだろうか…」と不安を感じることもありました。しかし、一つずつ着実に理解を深めていくことで、合格への道が開けました。

2. 使用した学習教材と学習方法

私が主に活用したのは、以下の3つです。

・Cloud License
 実際の試験と類似問題が多く、点数アップに直結しました。
・Ping-t
 解説が丁寧で、SAAの問題は無料で解けるのが大きな魅力です。
・AIチャット
 「〇〇(リソース名)について小学生でも分かるように教えてください」のように質問して、専門用語をかみ砕いて理解するのに役立ちました。

基本的な学習の流れは、

  1. Cloud Licenseで問題を解く
  2. 苦手分野やリソースはPing-tの解説を読む
  3. さらにAIと会話して理解を深める

このサイクルを繰り返しました。
特に、AIチャットで専門用語を分かりやすい言葉に変換してもらったことは、理解のスピードを格段に上げてくれました。

3. 学習継続のコツ

受験にあたり、最も苦労したのは学習の継続でした。
毎日最低30分は勉強すると決めても、正直なところ、なかなか続けられない日もありました。

そこで、「毎日この時間は勉強する!」という厳密なスケジュールは立てず、
隙間時間を見つけては少しでも問題に目を通すようにしました。
また、纏めて多くの問題を解くのではなく、1問でも解いて解説を読むことを心がけました。

もう一つ効果的だったのが、早めに受験予約をしてゴールを設定してしまうことです。
こうすることで、「やるしかない」状況に自分を追い込むことができました。

4. 試験対策のポイント

他の方のブログでも良く書かれていますが、
やはり「なぜこの選択肢が正解で、他の選択肢は不正解なのか」を徹底的に理解するのがポイントだと思いました。

理解を深めるために、以下を意識しました。

1.似た名前のリソースはまとめて覚える
AWSには機能が似ていたり、名前が似ていて紛らわしいサービスが数多く存在します。
例えば、「S3、EBS、EFS、FSx」のように、関連するサービスをグループ化して、それぞれの特徴や用途、違いを比較しながら覚えると効率的でした。
「〇〇と〇〇は似ているから一緒に覚えよう」という意識を持つと、混乱しにくくなります。

2.曖昧な点はすぐにAIチャットで解消する
「あれ、これと似たリソースがあったな?」と思ったら、すぐにAIチャットに質問しました。
「Key Management Service(KMS)とCloudHSMとの違いは?」といった質問を投げて、曖昧だった部分を即座に解消できました。この即座の疑問解消が、知識の定着に大きく貢献しました。

3.構成図を書いて理解を深める
SAAの問題はCLFと比べて文章が長くなっています。
頭の中で考えるだけでは混乱しがちなので、簡単な構成図を書きながら問題文を読むようにしました。
特にネットワークのインバウンド・アウトバウンド、セキュリティグループの理解には図が非常に役立ち、イメージがつきやすくなりました。

4.「もし自分がシステムを構築するなら?」という視点で問題を解いてみる
SAAはリソースについての知識を問う問題だけでなく、実際のシステム要件に対して最適なAWSサービスを選択する問題が多く出題されます。
「可用性を高めるには?」「コストを抑えるには?」「セキュリティを強化するには?」といった具体的な視点で問題を解くことを意識しました。

このようにして、「よくわからないけど正解した」という状態をなくすことで、
本番の試験でも知識を応用できるようになりました。

5. 試験当日の流れと所感

私はテストセンターで受験しました。
試験時間は120分で、解答を一通り終えた時点で残り40分程度でした。
見直しのために半分以上の問題にフラグを立てていたので、最後の数秒まで粘って確認しました。
アンケート回答時間も試験時間に含まれると勘違いしていたため、
「もうアンケート回答時間がない!」と思ったんですが、最後に回答するアンケートのためにプラス5分が与えられたので安心した記憶があります。

6. 結果

840点でSAAに合格することができました!
今回の経験を通じて、私のようなIT初心者でも適切な試験対策をしっかり行えば十分に合格できる試験だと強く感じています。

7.最後に

今回のSAA合格を足がかりに、今後もAWSのさらなる資格試験に挑戦していきたいと考えています。

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