1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Marpのスライドを音声付き動画にビルドできるVisual Studio Codeのworkspaceを作った

Last updated at Posted at 2025-08-01

概要

Markdownでプレゼンテーションの資料を作ることができる、Marpという技術があります。

気軽に綺麗な資料を作ることができるので、気に入っている技術の一つです。

このMarpで作ったスライドに半自動で音声を吹き込み、動画資料に変換することで、応用の幅を広げることができそう。
ということで、VOICEVOXを使って作ってみました。

エディタにはVisual Studio Codeを使い、Marp for VS Codeを使うことで、快適な執筆環境を目指します。

動作環境

VS CodeとDocker Desktopなどのdevcontainer実行環境が必要です。

リポジトリ

本記事で紹介するワークスペースは、以下のGitHubリポジトリに公開しています。

設計

詳細な設計は前述のリポジトリに載せてありますので、簡単に記載します。

アーキテクチャ

アーキテクチャはこんな感じで組みました。

アーキテクチャ

入力

入力は、通常のMarpスライドですが、スピーカーノートをHTMLコメントの形式で埋め込みます。
HTML slide deckとしてのエクスポート時に使われる記法のようなので、一般的と思います。
この際、VOICEVOXが適切に発声できるよう、漢字や英単語はひらがなに変換しておくとよいです。

出力

出力は、標準ではワークスペースにdistフォルダを生成し、その中に以下の3種類を出力します。

  • ページ毎のスピーカーノートの合成音声(.wav)
  • ページ毎の画像ファイル(.png)
  • 完成した動画ファイル(.mp4)

つかいかた

前述のリポジトリを、VS Codeで開き、devcontainerを起動します。

slide.mdを開いてアクティブにした状態で Ctrl + Shift + B のショートカットを実行することで、音声化から動画結合までを一連で実行します。

おわりに

大仰なものではないですが、Markdownスライドを書いてビルドするだけで動画ができるのは、ちょっと面白かったです。

何らかの動画資料を作る必要があるときに、楽しく発表資料を作れるよう、役立てていただけると嬉しいです。

クレジット

本記事で紹介したリポジトリでは、デフォルトの合成音声に VOICEVOX:四国めたん を利用しています。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?