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【AI投資システム構築】本運用1年のリアル|勝率59.1%・平均DD1.38%で見えた設計の本質

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Last updated at Posted at 2026-03-21

こんにちは。
私はAIを用いたFX投資システムの設計・開発・運用を行っているエンジニアです。

AI投資システムの本運用を開始してから、
まもなく丸1年が経過します。

またAI投資システム構築のノウハウをQiitaに投稿を始めてから、1年が過ぎました。

今回は、

  • 実際の運用成績
  • 運用して分かった重要な設計思想
  • システムの弱点と今後の課題

について整理します。

■本システムは「統合型AI投資システム」です

本システムは単なる価格予測モデルではありません。

現在は以下を自動化し、
統合的に投資判断を行う構成となっています。

  • AIによる価格方向予測
  • ファンダメンタルズ情報の自動取得・数値化
  • 市場イベント(政策金利・CPIなど)の影響評価
  • ボラティリティ指標によるポジション設計
  • 分散注文アルゴリズム

いわば、
「テクニカル × ファンダメンタル × リスク制御」
を統合したトレードエンジンです。

現在の売買スタイルは、
1日〜数日で決済するスウィングトレード型となっています。

■現在の運用成績(直近1年)

  • 平均DD : 1.38%
  • 最大DD : 8.92%
  • 勝率 : 59.1%
  • PF : 1.41
  • 年利 : 12%

なお、一度だけ運用ミスによる大きな損失がありました。

それ以外の期間は比較的安定しています。

また、今年から、
AI予測の毎日の定期公開も開始しました。

実際の運用結果は、
Myfxbook にて公開しています。
過去の試行錯誤の成績も(恥ずかしい成績ですが)見えてしまいますが、本システム構成が確定した2025年4月以降の成績をご参照ください。

Coffee Break

この1年間、相場が気になって夜中に起きた日も何度もありました。

それでも、少しずつシステムが安定していく過程は、エンジニアとして純粋に楽しい時間でした。

最近は、1日1回、
「今日はシステムがどんな判断をしたのか」を見るのが日課になっています。

■1年間で最も効果を感じた設計思想

最大の学びは、
AI精度よりも運用設計の方が重要
という点です。

特に効果が大きかったのは「分散の設計」です。

1. 通貨ペア分散

政策・地政学リスクの集中を防げます。

2. FX会社分散

約定品質・スプレッド差・システム停止リスクを低減できます。

3. 投資時間分散

同一通貨でもエントリータイミングを分けることで損失集中を回避できます。

4. 小ロット多重注文

1回の大きなポジションより分割注文の方が運用が安定しました。

■明確になった弱点

1. 未来ボラティリティ予測が不足

現在は価格方向予測が中心であり、

  • 相場がどれだけ動くか
  • どの程度のリスクを取るべきか

の判断は主に現時点のATRと保有オーダーの含み損益を基準にしています。

将来的には、

  • 未来ボラ予測モデル
  • 相場状態分類モデル

の導入が必要と感じています。

2. 人間裁量が最大リスクになる

AIシステムを構築していても、
裁量による損切り判断ミスで、大損しました。

この経験から、
自動売買の最大の弱点は人間
だと実感しました。

■今後の改善テーマ

  • ボラティリティ予測の高度化
  • 完全自動運用への移行
  • リスク制御アルゴリズムの強化

引き続き研究・改善を進めていきます。

■シリーズ記事を書籍化予定

AI投資システム構築シリーズは、
個別にご質問やご相談をいただくこともあり、
想像以上に反響を感じています。

そのため、

  • 詳細解説
  • 実運用での経験
  • 失敗事例

を整理し、
構築編・分析編・運用編の3部構成で書籍化する予定です。

まずは、6月に第1部の出版を目指しています。

■まとめ

AI投資は、

  • 予測モデル
  • ファンダメンタル分析
  • 分散設計
  • リスク制御

これらを統合して初めて安定運用が可能になります。

本記事が、皆様のAI投資システム構築の参考になれば幸いです。

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