Bedrockのナレッジベース
『モデルが外部の情報を参照し、より正確で信頼性のある回答を提供できる』
ユーザーの独自データや最新の業界動向に基づいた情報が必要な場合、ナレッジベースはモデルがそのデータを参照して、一般的な回答以上に具体的で実用的な提案を行います。
例えば、
- ユーザーのビジネス
- 特定のユースケースに合わせた高度なカスタマイズ
データソース
- S3に格納されたドキュメント
- FAQが掲載されたWebサイト
事前に定義された外部データソース をナレッジベースとして参照することが可能です。
これにより、企業内の独自データや特定の分野に関するFAQを基に、正確かつ適切な回答を提供できます。
効果的なタスク
- 文書の自動生成
- ユーザーに対する正確な情報提供
- FAQ
- ドキュメント検索
知識ベースの追加機能
知識ベースの追加機能 により、FAQデータベースや他の参考資料をエージェントに組み込むことができます。
この機能を活用することで、FAQに基づいた情報を即座に提供できるようになり、特によくある質問に対して効率的な応答を行うことが可能です。
メタデータフィルタリング
メタデータフィルタリング を使うことで、データに含まれる 特定の属性に基づいて検索結果を絞り込み、検索精度を向上 させることができます。
これにより、特定の条件や基準に合致する情報を効率的に取得でき、ユーザーがより関連性の高い結果を得ることができます。
メタデータフィルタリングを利用するには、データソースファイルに .metadata.json をつけてメタデータファイルを用意します。
ベクトルデータベース
データのインデックスを作成する必要があるためベクトルデータベースとして、 Amazon OpenSearch を利用できます。
ナレッジベースの注意点
ナレッジベースに
- 機密情報
- 個人情報
が含まれると、応答を通じて漏洩するリスクがあります。
Bedrockでナレッジベースを利用する際の手順
Step1.データソースの収集
ナレッジベースに含めるデータ(例: ワード、PDF、テキストファイルなど)を収集します。
Step2.ベクトルストアの設定
データをベクトル化して保存するためのベクトルストアを設定します。これにより、類似性に基づく効率的な検索が可能になります。
Step3.ナレッジベースの作成
収集したデータをもとにナレッジベースを構築します。これにより、特定の知識ベースから効率的に情報を検索する仕組みが整います。
リージョンの整合性
Bedrock がホスティングされているリージョンと、S3 バケットが配置されているリージョンが一致していることを確認してください。
リージョンが異なる場合、アクセスできない可能性があります。