はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
興味があれば、ぜひ Google UX Design Certificateを受講してみてください。
競合分析結果をまとめる
前回ご紹介したように直接・間接の競合他社を調査し、その結果をスプレッドシートにまとめたら、次のステップは、チームやクライアントとその洞察を共有します。
書面による報告書
より簡潔で、作成にかかる時間も短くなります。聴衆にあまり時間がない場合、洞察を素早く伝えるのに効果的な方法です。
Googleスライド・PowerPointなどを使ったスライド
ダイナミックで視覚的に魅力的ですが、作成とリハーサルに多くの時間と労力を必要とします。
よいプレゼンテーションのためのTIPS
1
はじめに、プレゼンテーションの目的を要約することで、競合について何を学ぼうとしているのかが明確になります。
2
プレゼンテーションの各セクションでは、そのセクションのトピックを特定するスライドで始めるとよいでしょう。
3
競合製品について学んだこと、そして自社製品との比較についてまとめます。全体的なデザインは、できる限りシンプルでクリーンなものにしましょう。ごちゃごちゃした分かりにくい画像は避けることで、聴衆は重要な情報に集中し、理解しやすくなります。
4
キーポイントと収穫をまとめ、プレゼンテーションを終了します。競合分析は最大10社まで比較することができます。これは、聴衆にとって非常に多くの情報ですので、サマリーは聴衆の記憶を呼び覚ますことに役立ちます。
データを効果的に見せる
データをどのように見せるかによって、聴衆の解釈は変わります。データの種類によって、適した形式が異なることを覚えておいてください。
- 多くの数値や定量的なデータが含まれる場合、図表を含める。
- 競合他社の製品の特定の機能や問題点を示すには、スクリーンショットを含める。
最後に、分析で使用した評価システムを説明するルーブリックを含めると役に立ちます。
- 前回分析したハンバーガー・レストランを "Needs works "から "Outstanding "まで格付けしています。そのルーブリックを使用して、各レストランを各カテゴリーで1~4のスケールで評価し、最終的な評価を作成しました。
強力なプレゼンテーション
- チームからフィードバックを得る
- 事前に信頼できるチームメイトとレポートやスライドを共有し、情報の流れについて意見を聞く。
- スライドに記載するテキストの量を制限する
- スライドには、重要なポイントに注意を向けるための十分な情報を含める必要があります。詳細はスピーチのために取っておく。
- ハイライトに徹する
- チームやクライアントへのプレゼンテーションは、分析のハイライトにのみ焦点を当てるべきです。もっと詳しく知りたい場合は、プレゼンテーションの付録に加えるか、報告書を作成してください。
- メモを使用する
- アウトラインやメモ用紙は、集中力を維持し、話題を絞り、時間通りに進めるために役立ちます。
- 事前に練習をする
- 本番前に何度か練習し、プレゼンテーションの内容やペースに慣れるようにしましょう。
- 関連性のある画像を使用する
- 画像やグラフィックは、プレゼンテーションのトピックに直接関連するものであることを確認してください。画像やグラフィックは、わかりやすさを高めるために慎重に選びましょう。
- 自分の偏見を抑制する
- 自分のデザインに対する偏見を自覚し、それがプレゼンテーションの判断を鈍らせることがないようにしましょう。
- 結論を守る
- 結論の裏付けとなるエビデンスを用意しましょう。可能な限り、実際のデータや具体的な事例を使用しましょう。
競合分析からブレインストーミングへ
デザイナー、リサーチャー、ライター、エンジニアなど、さまざまな視点からアイデアを出せるチームを編成し、ブレインストーミングを始めます。
たとえば、競合の2社が会員登録に手間がかかるとします。
- あなたの製品のサインアッププロセスは簡単ですか?
- 競合他社に差をつけるために、サインアッププロセスのデザインを更新することは可能でしょうか?
どうすればもっと良くなるかアイデアを出すうちに、競合他社がまだ考えていない新しい強みを発見できるかもしれません。
たくさんのアイデアを思いついたら、それらを分類し始めます。似たようなアイデアをグループ分けして、パターンを明らかにすれば、いくつかのアイデアが自然に上位に上がってくるでしょう。
目標は、
『このブレーンストーミングで、製品を競合他社から際立たせるためのアイデアのリストを手に入れること』