はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
興味があれば、ぜひ Google UX Design Certificateを受講してみてください。
公平性を重視したデザインとは
公平性を重視したデザインとは、デザインされた製品のあらゆる側面を考え、その製品がすべての人にとってアクセスしやすく、公平であり、さらに、社会的地位が低く、排除されている人々にも配慮したデザインが必要です。
公平性について意識する対象:
- 人種
- 性別
- 能力
- 年齢
- 社会経済的地位
サンプル1:性別記入欄
あなたなら、性別欄の入力フォームをどのように設計しますか?
次の欄しかなかったとしたら、どう思いますか?
- 男性
- 女性
公平性を意識した場合、次のようにすると良いでしょう。
- 男性
- 女性
- その他
サンプル2:公共トイレ
もし、男性用トイレと女性用トイレが同じ数のストールが平等に提供されていたら、それは公平でしょうか?
男性とも女性とも言えない人たち(これまで社会的に排除されてきたグループ)にとっては、どちらを使うべきか迷うことがあります。そして、選択した結果トラブルになることがあります。
性別に関係なく使えるトイレは、すべての人を公平に扱うように設計された物理的空間の一例です。性自認に関係なく、誰もが同じように各トイレを使うことができるのです。
サンプル3:Goole音声アシスト機能
Googleで初めて音声アシスタントが導入されたとき、主に英語を母国語とする男性の声で訓練されました。
<結果>
- 男性の声を容易に理解し、反応した。
- 女性の声は音程が高く、訛りが強いため、反応が悪かった。
このように、多様なユーザーを対象にしたテストが、いかに製品の改善につながるかを示しています。
さいごに
わたしたちは、公平性を重視したデザインを考える、自分自身の偏見やその他の要因に気をつける必要があります。どのように対処すべきかは別途記事にします。