はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
興味があれば、ぜひ Google UX Design Certificateを受講してみてください。
仮説ステートメントとは
前回のプロブレム・ステートメントによって、問題が明確に定義されました。次は、仮説ステートメントを定義します。
『UXデザインでは、問題に対する可能な解決策を仮説ステートメントとして書きます』
仮説ステートメントの書き方
仮説ステートメントは、プロブレム・ステートメントと異なり、標準的な書き方があるわけではありません。
ここでは、if then文と呼ばれるものを使ってみましょう。
"アマルがジムのアプリをダウンロードすれば、好きなクラスを事前に予約することができる。"
仮説文には定型文がないので、if then文ではなく、次のようにもっと柔軟な書き方もできます。
"アマルは好きな授業を事前に予約できて、最初に申し込む機会を通知してくれるアプリが必要だ。"
これらの例では、アマルのニーズを解決するために何が起こるべきかを推測し、仮説を立てているのです。
1つの問題文に対して、複数の仮説文がある状況に遭遇することがあります。それはそれでいいのです。ユーザーが直面している問題には、常に複数の解決策が存在するはずです。
UXデザイナーの仕事は、あなたの創造力と問題解決能力を駆使して、デザインするユニークなユーザーにとって最適な解決策を決定することです。
さいごに
仮説を立てることで、リサーチで得た知見を製品のゴールへと絞り込み、ユーザーの欲求に焦点を当て続けることができます。
デザインプロセスを進めていく中で、ユーザーのニーズについてより深く知るにつれ、仮説を再検討し、場合によっては調整することになるでしょう。
最適なデザインソリューションとなるよう、柔軟に対応してください。