はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
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ユーザーフロートとは
UXデザイナーは、リサーチによって得られた情報を使って、ユーザーがデザインされた製品に接する際に必要とするニーズを特定するのです。このプロセスの概要を説明するために、私たちはユーザーフローを作成します。
『アプリやウェブサイトで典型的なユーザーが取る経路のことで、ユーザーは最初から最後までタスクを完了すること』
UXデザイナーは、アプリの画面をデザインする前に、ユーザーがアプリ内をどのように効率的に移動できるかを理解する必要があるのです。
- ユーザーはアプリ内でどのような行動をとるのか?
- ユーザーはどのような判断を下すのか?
- アクションや意思決定の後、ユーザーはどのような画面を体験するのか?
ユーザーフローを描く
UXデザイナーは、ユーザーフローのアウトラインを、円、長方形、菱形、矢印のついた線などの一般的な図形で描くことがよくあります。
- Action
- ユーザーが製品設計の中で行うアクションを円で表現しています。つまり、あるタスクを最初から最後まで完了させるために必要なステップを円で表現しているのです。
- Screen
- ユーザーがタスクを完了するまでに体験するデジタル製品の画面を長方形で表現したものです。
- Decision
- 菱形は、ユーザーフローにおいて、ユーザーが質問し、意思決定しなければならないポイントを表します。ユーザーが決断することで、フローが進むか、フローが戻るかのどちらかになります。
- User flow direction
- 矢印の付いた線は、すべてを結びつけ、情報の流れを表示します。実線はユーザーフローを進む方向、点線は戻る方向または前のページに戻る方向を示します。
サンプル
ユーザーフローを作成する際には、作成したプロブレムステートメントを参照し、ユーザーのニーズに確実に応えられるようなデザインを心がけましょう。もちろん、プロブレムステートメントが変われば、次のようにユーザーフローも変わる可能性があります。
既存製品の場合
上記は、ゼロからアプリを設計し、まったく新しいユーザーフローを作り上げています。しかし、現実の世界では、ユーザーフローが確立されている既存の製品に取り組むこともあるでしょう。
既存製品の場合、ユーザーフローの作成・更新は煩雑になりがちです。しかし、徹底的なユーザーリサーチを行えば、ユーザーの使い方に合わせた画面の再編成、拡張、縮小が可能です。つまり、
『新規製品であれ、既存製品であれ、ユーザーとそのニーズを最優先して設計することが重要である』
さいごに
ユーザーのニーズを理解した上でデザインすることで、より優れたデザイナーとなり、ユーザーを製品に引きつけることができるのです。ユーザーフローを作ることは、確かな一歩です。
UXデザイナーとして、あなたの最高のツールの1つは、ユーザーがあなたの製品でタスクを完了するために取る経路の概要を示すことができることです。