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【OCI】権限管理(ポリシー)について

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はじめに

**OCI**のポリシーは、AWSのポリシー設定のようにポチポチでできなかったので
困惑まではしなかったですがまとめておきます。

ポリシーの作成してみた

ポリシーを設定するグループの作成

ダッシュボードから**「グループ」**をクリック
1_1.png

**「グループの作成」**をクリック
1_2.png

**「名前」「説明」を入力して「作成」**をクリック
1_3.png

作成されました。
1_4.png

ポリシーの作成

同じ画面から**「ポリシー」**をクリック
1_5.png

**「ポリシーの作成」**をクリック
1_6.png

今回はロードバランサーとオブジェクトストレージの権限を当ててみました。
「名前」「説明」、**「ステートメント」**を入力したら
**「作成」**をクリック
1_8.png

これで作成が完了
該当グループに所属しているユーザにこのポリシーが適用されます。
1_9.png

ポリシーの書き方について

やりたいことによって指定方法がいろいろあるので基本はポリシーの構文マニュアルを見るのが良いと思うんですが、
私は以下の書き方で基本書いています。

**テナンシ全体**に許可を与える構文

ALLOW GROUP <グループ名> to <動詞> <Resource-Types> IN TENANCY

**コンパートメント**に許可を与える構文

ALLOW GROUP <グループ名> to <動詞> <Resource-Types> IN COMPARTMENT 

動詞について

マニュアルは以下から
動詞についてのマニュアル

簡単にまとめると

動詞 許可される権限 主にこんなユーザ
inspect 一覧の表示 どんなリソースを使っているか知りたいだけのユーザ
read 一覧の表示、メタデータ、データ 内容の表示だけを行いたいユーザ
use 一覧の表示、メタデータ、データ、更新アクション 既存リソースを利用していくユーザ
manage 全ての操作 リソースの作成を行うユーザ、管理者

Resource-Typesについて

マニュアルは以下から
Resource-Typesについてのマニュアル

数が多くて紹介するの難しいんですが**ファミリ・リソース・タイプ**という大きなリソースタイプが存在します。

ファミリ・リソース・タイプ 許可されるリソース 詳細リンク
all-resources OCI全てのリソース -
cluster-family Container Engine for Kubernetes Container Engine for Kubernetesの詳細
database-family データベース・サービス データベース・サービスの詳細
dns DNSサービス DNSサービスの詳細
file-family ファイル・ストレージ・サービス ファイル・ストレージ・サービスの詳細
instance-family コンピュート インスタンス・ファミリ・リソース・タイプの詳細
object-family オブジェクト・ストレージ、アーカイブ・ストレージ オブジェクト・ストレージ、アーカイブ・ストレージおよびデータ転送の詳細
virtual-network-family ネットワーク virtual-network-familyリソース・タイプの詳細
volume-family ブロック・ボリューム volume-familyリソース・タイプの詳細

細かく権限を設定しない場合は**ファミリ・リソース・タイプ**を指定してもいいんですが、
細かく指定したい場合は詳細ページから内容を確認して指定してください。

こんな感じで動詞ごとに許可される内容が確認できます。

objectsのリソース・タイプ
1_10.png

※注意するのが詳細ページが日本語に自動翻訳されて指定するリソースタイプの名前が日本語になってしまうので、
ソースから見たり、英語ページに飛んで確認しないといけないです。

オブジェクトだと原文::**objects**の部分が指定名
1_11.png

おわりに

一人で利用する分にはデフォルトの全権限がついたままでいいと思いますが、
ユーザを追加していく際には担当に合わせた権限をつけてあげるのがいいと思います。

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