概要
Databricks 環境では、クラスターの作成権限(Unrestricted cluster creation を OFF)がなくても Personal Compute が有効であれば Personal Compute を作成できます。最近、Databricks 環境を提供する機会がありましたが、この仕様に気づかずに環境を提供してしまい、結果として大量の Personal Compute が作成されてしまいました。皆様が同様の失敗をしないように、この仕様についての情報を共有します。
Personal Compute は基本的に無効化することを推奨しますが、有効化する場合はポリシーの修正をおすすめします。自動停止時間のデフォルトが 72 時間であるため、今回は無駄なコスト支出となってしまいました。利用する際は計画的に行いましょう。
引用元:個人用コンピューティング ポリシーを管理する - Azure Databricks | Microsoft Learn
Personal Compute について
Personal Compute とは、Personal Compute policy により作成できるクラスターです。ドキュメントには以下のように記載されており、すべてのユーザーが Personal Compute を作成できるようになっています。
既定では、Azure Databricks アカウント内のすべてのユーザーは、パーソナル コンピューティングの既定のポリシーにアクセスできます。 これは管理者が変更できます。
引用元:個人用コンピューティング ポリシーを管理する - Azure Databricks | Microsoft Learn
上記ドキュメントには、管理者がこの設定を変更する方法も記載されています。基本的には、アカウントレベルでの有効/無効を設定するようです。
引用元:個人用コンピューティング ポリシーを管理する - Azure Databricks | Microsoft Learn