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Atomic Designでのテストを考える【初級】

Last updated at Posted at 2018-10-12

概要

初Atomic Designを導入して開発をしてて、どこにどうやってテスト書けばいいんだっけ? という旨の備忘録です。

仕様言語とかツールとか

  • TypeScript
  • React+Redux
  • redux-saga
  • Jest
  • AtomicDesign

※Atomic Designの説明はしません(Atomic Designの説明はこちらが分かりやすいです)

※超初歩&限定的な内容な気がするので、書いてないメソッドやパターンについては適宜調べていただけると嬉しいです

概要

Jestを使います。

  • やること

    • インタラクションテスト
    • ロジックテスト
  • テスト対象

    • AtomicDesignにより分類された各コンポーネント
      • 本記事での例題はatomsのButton
      • インタラクションテストする
    • Reducer
      • ロジックテストする
    • 対象外
      • middleware
      • 別途書く予定です

Jestって?

  • 公式HP

Jest · 🃏快適なJavaScriptのテスト

ゼロ・コンフィギュレーションのテストプラットフォーム

Facebook において、Jest は Reactアプリケーションを含む全ての JavaScriptコードのテストに利用されています。Jest の哲学の1つは統合的な"ゼロ・コンフィギュレーション"体験を提供することです。エンジニアがすぐに使えるツールが与えられることで、より多くのテストを作成し、その結果としてより安定的で健康的なコードベースに繋がることを目の当たりにしてきたのです。(公式HPより)

Reactでのテストは、だいたいJestを使ってる印象です。

テストファイルの置き場所

テストファイルの置き場所は2通りあります。

  • __tests__ フォルダにテストを格納する

または

  • テストのファイル名に.spec.jsまたは.test.js拡張子をつける

上記のどちらかすれば、Jestが自動的に実行してくれます。

自分は、__tests__フォルダで統一してます。
併用は迷いの元なので、どちらかに決めちゃいましょう。

インタラクションテスト

ユーザーイベントに伴う挙動のテスト。
ボタンをクリックしたら関数が実行されるか、など。

  • 主にStatelessコンポーネントで行います。
    • Atomic Designで言うと、atomsとmoleculesが対象。
  • EnzymeというJestのテストユーティリティを使います。

Introduction · Enzyme

例:Buttonコンポーネントでクリックをコールバックする挙動をテスト

フォルダ構成.
- Button
    - __tests__
        - index.test.tsx
    - index.tsx
    - style.css
    - style.css.d.ts
import { shallow } from 'enzyme';
import * as React from 'react';
import Button from './index';

describe('Button', () => {
    it('クリックをコールバックする', () => {
        // jest.fn()でmock関数を作成
        // 実行された回数を自動で記録している
        const click = jest.fn();
        // shallow()関数に、テストしたいコンポーネントを第一引数として渡す
        const wrapper = shallow(<Button onClick={click} />);
       // クリックイベントを模擬実行する
        wrapper.simulate('click');
        // click.mock.calls.lengthでmock関数が実行された回数を取得している
        expect(click.mock.calls.length).toBe(1);
    });
});

ロジックテスト

主にreducers、middlewares、stateを持つコンポーネントで行います。

テストファイルの置き場所は、reducerフォルダ、middlewaresフォルダ内の__tests__フォルダ内。
コンポーネントの場合は、コンポーネントフォルダ内。

例:organismsのログインフォームのReducerをテスト

フォルダ構成.
- Reducer
    - __tests__
        - loginReducer.test.ts
    - loginReducer.ts
loginReducer.test.ts
//任意のactionを定義したファイルをインポート
import * as LoginFormActions from '../../actions/LoginForm';
// テスト対象のReducerファイルをインポート
import loginFormReducer from '../loginFormReducer';

// テスト項目をグループ化
// ここではloginFormReducerという名前で各テストをグループ化している
describe('loginFormReducer', () => {
  // it('項目名', 関数)でテスト項目を定義
  it('アクションタイプが"changeEmail"のとき、emailを更新する', () => {
    // 前提となるstateを定義
    const state = { email: 'a', password: 'b', error: 'c' };
    // どのactionを発行するか定義
    const action = loginFormReducer(state, LoginFormActions.changeEmail('x'));
    // 期待値を定義
    const expected = { email: 'x', password: 'b', error: 'c' };
    // actualの結果がexpectedと一致するかどうか判定
    expect(action).toEqual(expected);
  });
});

本記事で扱うのはここまで。

次回はredux-saga等のテストを書く予定です。

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