はじめに
今年の夏から、縁あって、技術系コミュニティ(TECH PLAY 女子部)の運営をお手伝いすることになりました。
イベントの企画や実施など、進めて行く中で色々な気づきがあったので、技術系コミュニティに興味があるものの一歩を踏み出せない、というプログラマ、エンジニアの後押しになればと思い、投稿します。(が、Qiitaの内容にそぐわないようだったら個人ブログに移行します。)
どんなことをどんな風にしているか
現在のコミュニティでは、主に女性エンジニア向けのイベントの企画・実施をしています。
* 運営体制
現在コアに関わっている運営メンバーは10人前後です。
そのうち、TECH PLAYに所属している人は2人、あとの8割はバラバラの職場のメンバー。
触っている技術も違うので、企画を考えるときにも、みんな集まれば文殊の知恵!みたいなことがよく起きます。
ちなみにコミュニティ自体のフォロワーは600人超、イベント参加者は大きめのイベントで40名くらい。
* 連絡手段
普段の連絡は専用のslackチームで行っています。
コミュニティ全体のslackと別に、運営メンバー用のslackを用意していて、運営希望者だけを招待。
もくもく会以外の勉強会やイベントは大体1〜2ヶ月に1度開催。企画時にslackのchannelを立ち上げます。運営は全員が強制参加というわけではないので、日程を見てお手伝い可能であれば参加する流れです。
* MTG
月に1度は運営メンバーが集まって打ち合わせしています。
大体、月1で開催しているもくもく会と合わせて、会場に集まって話すことが多いです。
アジェンダはいつも↓こんな感じです。
- 現在準備中のイベント進捗確認
- 次回イベントの企画
- 次回イベント準備の役割分担
- その他、今後の話
- 時々、乾杯(?)
* イベントの企画・運営
開催しているイベントはプログラミング言語のハンズオンからLT大会、開発合宿など幅広く実施。
ピラティスレッスンを取り入れるなど、女性コミュニティならではの企画もやっています。
- Ruby on Rails ハンズオン + ピラティス体験会
- React Native ハンズオン
- 技術やマネジメントに関連するLT大会
- 田舎の旅館で開発合宿
- 女性エンジニアのキャリア支援ワークショップ
- 夫婦エンジニア Meetup
- 月1もくもく会
技術勉強会では、外部講師を呼んで(RailsGirlsのメンターなども!)来ていただいたりしています。
自由参加の交流会もあるので、横の繋がりを作る良い機会になります。
技術コミュニティに参加するメリット
自分なりに、この半年で「参加してよかったー!」と思ったことを洗い出してみました。
大体いいことづくしで、個人的にはデメリットはないと感じています。
* 触れたことのない技術を知る機会が増える
普段、自分の業務だけの日々を送っていると、どうしても必要最低限の技術しか触らなくなってしまう人が多いと思います。もちろん常に自己学習するのがエンジニアだとは思いますが、大半の人がわかっていながらできていないのではないでしょうか。
技術コミュニティに参加していると、自然と新しい情報が入ってきたり、最新技術のハンズオンが開催されたりするのでトレンドを追うきっかけにもなっています。
* 一緒に勉強会にいく仲間を作れる
知らない人がたくさんいる勉強会に一人で飛び込んでいくのって勇気がいるもの。新しい技術をインプットしたいとか、持っているTipsをLTで話してみたいとか、思っているだけで踏み出せていない人も多いと思います。
技術コミュニティなら、同じように躊躇している仲間がたくさんいるので、誘い合って参加することもよくあります。
* 仕事の引き合いがあったりする
これは技術コミュニティに限らずですが、仕事のことを相談する相手が増える分、ひょんなことから新しい仕事に繋がったり、ときには転職でお世話になる人もいたりします。他業種の仕事に興味がある、という人も外の世界を見ることができる良い機会だと思います。
運営に参加するメリット
コミュニティへの参加だけでなく、運営を手伝うとどんなことが起きるのか(起きたのか)考えてみました。
* 好きな勉強会を企画できる
自分が企画側になることで、やりたい勉強会を実施できる可能性は非常に高くなります。
全てが実現するわけではないですが、業界の有名な技術者に登壇をお願いしたり、講師として来ていただいたり、触ってみたかったフレームワークを勉強できたり。
社会人としてもエンジニアとしても、モチベーションUPに繋がる経験ができています。
* 自分の得意分野を強化できる
副次的なメリットは、自分の強みを生かすことで普段の業務とは別の得意分野が見つかること。
特に、イベントの企画や参加者の取りまとめなど、やってみて得意不得意がわかる、ということもたくさんあります。コミュニティ運営は、日頃プログラミングがメイン業務だと気がつかないような自分の強みを見つけられる環境です。ステップアップを考えている人こそ、飛び込んでみるのも良いと思います。
組織運営できるエンジニアって意外と少ない
多くのエンジニアは、普段から組織運営について考えながら仕事している、ってことはないと思います。(PMとかは別。)それが悪いわけではなく、抱えている仕事上、求められていることが組織運営ではないから当然なわけで。
なので思った以上に、ファシリテーション能力のあるエンジニアは多くない。だからこそ、潜在的に能力のある人は遠慮せず前に出たら仕事の幅が広がるんでは?と思うし、失敗しても全然恥ずかしくないです。だってみんなも得意じゃないんだから。
今後のキャリアに迷っているエンジニアは、いざ、チャレンジ!
最後に
お手伝い中のTECHPLAY女子部も、ガチエンジニアが揃った技術者女性集団です。もちろん、今年のQiitaアドベントカレンダーも実施中。
色々な分野のエンジニアが参加登録しているので、きっと参考になるtipsがあると思います。よかったら見てください。