@maiiT
まず、UbuntuとmacOSは、OSが異なるのでそれぞれで提供されている [
コマンドの実装が異なります。コマンド名や基本的な機能は概ね同じですが、別のものとご理解ください (コマンド名や機能がだいたい同じなのは、POSIXという同じ規格に従うようにそれぞれ実装されているからです)。実装が異なる以上、細かい点で挙動も違いますし、提供されるmanpageも異なります。なお、Ubuntuでは、GNUプロジェクトのcoreutils実装をベースとしたものが提供されています。macOSでは、FreeBSD由来の [
コマンドをベースとしたものが提供されています。
それを踏まえたうえで、やりたいことは以下のどちらでしょうか?
A. 動画で表示されたmacOSのmanpageが見たい
B. 動画で使用されたmacOSの[
コマンドに相当する、Ubuntu側のコマンドのmanpageが見たい (「general commands」と「user commands」の違いは以下で説明します)。
A の場合は、以下のページがほぼ同じものになっているはずです。
https://man.freebsd.org/cgi/man.cgi?query=test&apropos=0&sektion=0&manpath=FreeBSD+14.1-RELEASE+and+Ports&arch=default&format=html
これは、macOSのものではなく、FreeBSDの [
コマンドのmanpageですが、ほぼ同じはずです (macOSのmanpageをwebで軽く探しましたが見つけられませんでした)。動画のものと比べてみてください。内容はほぼ同じだと思います。
B の場合は、$ man [
で既に表示できている「user commands」が、まさにお探しのものです。
「general commands」と「user commands」の違いについてですが、これらは単に呼び方が違うだけで同じものを指しています。Ubuntuで「user commands」と呼んでいるものを、macOSやFreeBSDでは「general commands」と呼んでいるだけの違いです。セクション番号もともに 1 です (8ではありません。8はシステム管理者用の特殊なコマンドのセクションであり、一般的なuser/general commandsのセクションは1が該当します。上記でリンクしたFreeBSDのmanpageの始めの方に「TEST(1)」と見えると思います。括弧内の1という数字がセクション番号を示しています。なお、[
コマンドとtest
コマンドは基本的に同じものなので、それぞれ同じ一つのページでまとめて説明されています。ページタイトルがTESTとなっているのは、[
よりもTEST
の方が視認性が高いからだと思います。