はじめに
簡単に自己紹介します。
2026年2月から新しくGoogle Cloudの商談支援を行うチームに参画しました。
これまではアプリ開発の部門に長くおり、インフラの技術分野に携わるのは今回が初めてとなります。
もともとクラウドは興味のある分野で、セミナーやコミュニティ勉強会に参加したり、Associateレベルの資格は持っています。
ただ、業務の実務経験がないので戦力になるか不安もあります。
本記事では、そんな私が現在スキルアップのために実践しているGoogleの公式学習プラットフォームGoogle Skills を活用した学習方法やメリットを紹介します。
この記事の対象者
- Google Cloud をこれから学ぼうとしている方
- 生成AI関連サービスなど、Googleの特定プロダクトについて理解を深めたい方
- 座学だけでなく、実環境での構築経験を積みたい方
Google Skillsの概要
Google Skillsは、Google Cloudが公式に提供しているオンライン学習プラットフォームです。
基本的には無料です。動画教材など多くのコンテンツを費用をかけずに受講できます。
実際のGoogle Cloud環境を利用したハンズオンラボなど、受講に「クレジット」が必要なものもありますが、無料の「Google Cloud Innovators」プログラムに登録することで毎月35クレジットが付与されます。これにより、コストを気にせず実践的なスキルを身につけられるのが最大の特徴です。
動画教材は英語ですが、日本語字幕を選択できます。
テキストも日本語化対応されているコースが多いです。
始め方の手順
利用を開始する手順は非常にシンプルです。
- 公式サイトにアクセス: Google Skillsの公式サイトを開きます。
- アカウント作成: お手持ちのGoogleアカウントでサインイン(無料登録)します。
- コースの選択: カタログから受けたいコースやラボを検索し、学習を開始します。
おすすめポイント
学習を進める中で、特に「ここが良い!」と感じたポイントを3つ紹介します。
1. コンテンツが常に最新(頻繁なアップデート)
特にAI系のサービスなど、変遷が激しい分野は教材も頻繁にアップデートされています。
登録だけしてしばらく触っていなかったコースなどは、「新しいバージョンがあります」のようなメッセージが出てきて簡単にアップデートできました。
クラウド学習では「手順書通りに進めたのに、実際の画面を見ると名前や構成が違って分からない…」ということがよく起きますが、Google Skillsではそのストレスが少なく、常に最新に近い環境に触れられるのが大きなメリットです。
2. 楽しく続けられる「ゲーミフィケーション」の仕組み
連続記録(ストリーク)やリーグ制、ランキング、達成バッジなど、ユーザーのモチベーションを高め、学習を習慣化させるメカニズムが豊富に揃っています。
連続記録は土日はカウントされないのが優しいです。
ただし、日本の祝日は関係ないので、直近で連続記録が途絶えてしまいました...
(連続20日記録達成というリワードまであと一歩というところでした)
ゲーミフィケーションの極めつけは 「The Arcade」 です。
Skillsは使っていても、こちらは知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
The Arcadeとは
3~30個のラボと確認テスト等で構成されている独自の学習コースです。
独自のサイト(リンクはこちら)からアクセスコードを入力することで受講できます。
ラボの組み合わせはバラバラで、一貫性のないものが多いですが、ランダムクエストのような感じで偏り無く幅広いサービスを触ることができます。
使い方としては、特定のサービスを狙い撃ちするのではなく幅広く経験を積むのに良いと思います。
各コースを完了するとアーケードポイントというものがもらえます。
獲得したポイントは半年に一度リアルな公式グッズ(景品)と引き換えられます。
2025年3月15日に認定取得のグッズ配布は廃止になり残念でしたが、こちらはまだ続いているようです。
Arcadeのおすすめ
Arcadeの中での個人的なおすすめは「スプリント」です。
ラボ3つで構成されたライトなものなので、時間が無くてもサクっと終わります。
完了すると、プロフィールに反映されるバッジがもらえるので達成感を得やすいです。
3. 基本無料で安心(高額課金のリスクなし)
基本的にすべてのコンテンツを無料で利用できます。
ラボの一部ではクレジットが要求されます(1クレジット≒1ドル)。
ただし、受講にクレジットが必要なラボも、前述の無料プログラム(Google Cloud Innovators等)で毎月付与されるクレジットを活用し、ペースを考えれば実質無料で続けられます。
実環境で試そうとすると「一体いくらかかるのか?」とコストが読めず、気楽に検証できない悩みがあります。
しかし、Google Skillsのラボ環境であれば課金リスクやリソースの消し忘れを心配する必要なく、幅広いサービスに触れられるのが非常に良かったです。
学習の進め方
これから始める方には、まず 「Google Cloud 学習プログラムのスタートガイド」 という学習パスをおすすめします。
特に、このパスの中に含まれる 「Google Cloudの基礎:コアインストラクチャ」 では、IaaSとPaaSの基礎が一通り学習できます。
また、同じく含まれている 「Google Cloud における AI と ML の概要」 は必見です。「概要」というタイトルですが、モデルのトレーニングやGoogle社が定義する良いプロンプトの構造など、一歩踏み込んだ解説がされておりました。Vertex AIやBigQuery等のラボも用意されており、ユースケース(ローンリスクの予測などのデモシナリオ)に沿って一連のサービス構築を試すことができました。
- 初学者の方:まずは上記学習パスに沿って進めるのが良いです。
- ある程度習熟している方:興味のある「サービス名」で検索し、ピンポイントでコースやラボを受けるスタイルが効率的です。また、AWS, Azure有識者向けの学習パスも用意されています。
また、Arcadeにもぜひチャレンジしてバッジを集めてみてはいかがでしょうか。
おわりに
Google Skills は、初心者から熟練者まで、手を動かしながら実践力を高められる優れたプラットフォームです。学習を続けるための工夫も随所に感じることができました。
この記事が、皆さんの学習の一助となれば幸いです。
ぜひ一緒にスキルアップをしていきましょう!

