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ユーザーの書き込みとプロバイダ責任法、民事裁判

Last updated at Posted at 2020-03-14

掲示板、5ch のようなサービスを作っていると
いたずら投稿される場合がある。

このいたずら投稿に対する処置はどのようにしたらいいのか?
まぁ、普通は

「削除して」

と言われりゃ削除するだろう。

しかし中にはいきなり訴訟を起こしてくる変わった人もいる。

そこで勉強しておきたいプロバイダ責任制限法。

参考
https://www.sbbit.jp/article/cont1/25539#continue_reading
https://legalus.jp/internet/defamation/qa-1081

プロバイダ責任制限法って?

プロバイダには、webサービス管理者も含まれる。
被害者が損害賠償を求めるのは、あくまで書き込みを行ったユーザー。

しかし、以下の場合は損害賠償を請求される場合がある。

・被害者もしくは第三者からの削除依頼によって書き込みを知り、
書き込みを削除しなかったWebサービス運営者

alt

書き込みを知っているのに削除していない場合、責任取らされる可能性がある。
よってwebサービス管理者は
「私、知りませんでした!」とちゃんと伝えることが大切。

Webサービス運営者等は、問題となっている書き込みの存在自体を知らない限り、必ず免責される。書き込みの存在自体を知らないならば、Webサービス運営者等が責任を負うことはあり得ないのだ。従ってWebサービス運営者等は、問題のある書き込みを削除要請前に削除するために、監視を行う必要はない。プロバイダ責任制限法は、Webサービス運営者等に監視義務がないことを明確にしている。

誰が書いたか、IPアドレスやログを開示してくれと言われたら?

ログの保存義務は無いので、
ログが無い場合は無いでも済む。

一般的には、

携帯電話事業者は3か月程度
ISP事業者などは3~6か月程度
ネットカフェ運営事業者の店舗利用者のログは1か月程度

少なくとも第三者が書けたという立証は必要

いや、第三者が書けたから知らんがな。
という主張では「立証不足」でwebサービス運営者が責任を取らされる可能性がある。

・どのような手段で第三者が書き込めたか
・誰が、上記の書き込みを行う理由があったのか
(5chでもXさんの事書いている人見つけたから、その人じゃないか?等)

の2点は必ず立証し、証拠として提出しよう。

本人訴訟の場合、仮に同じ主張をしたとしても弁護士に比べ大幅に不利なので
証拠を無視されるなどされた場合は、控訴しよう。

また、裁判官忌避や裁判官訴追請求で裁判官に対抗する方策がある。

まとめ

消せと言われたら、消せば責任を取ることは無いので安心。

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