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Ceresクリエイティブ Advent Calendar 2017

Day 20

Webアイコンフォントの作り方 - ①ベクターツールでアイコンを作る

Last updated at Posted at 2017-12-29

Webアイコンフォントとは、サイト上で使われるアイコンをWebフォントとして利用できるようにしたものです。

レスポンシブサイトのアイコンなどに利用されることが多く、
PCでもスマホでも劣化することなく表示することができます。

※Webアイコンフォントの利用例
Webアイコンフォントの利用例のキャプチャ

Webアイコンフォントを作るには?

Webアイコンフォントを作るには、ざっくり3つの工程が必要です。

  1. ベクターツール(Illustratorなど)でアイコンを作る
  2. アイコンをWebアイコンフォントに変換する
  3. SASS/CSS、HTMLを設定する

この記事ではまず、1つ目の「ベクターツール(Illustratorなど)でアイコンを作る」について説明したいと思います。

ベクターツールでアイコンをアイコンを作る

今回は、Illustratorで作成する場合で説明します。

正方形のアートボードやガイドを作り、その中に収まるサイズでアイコンを作ります。
※キャプチャはアートボードでの例
アートボードでの例のキャプチャ

デザイン時の注意点

以下のことに気をつけてデザインデータを作るとGoodです。

  • パスは必ずアウトライン化する
  • アンカーポイントの数が多いとデータが肥大化するので不要なものは削除する
  • パスファインダーで型抜きすると背面に透明なパスが隠れている場合があるので、アウトラインモード(⌘+y)で確認しつつ削除する
  • デザインに関係ない、不要なアンカーポイントは必ず削除しましょう

3385a554-2dbd-8d68-e9b9-e27329e2fba3.png

アイコンをSVGで書き出す

作成したアイコンをSVG形式で書き出します。
今回は、「アセットの書き出し」機能を利用して書き出してみます。

まず書き出したいアイコンを1つだけ選択します。
※複数のアイコンを一気に選択するとそれが1つのSVGにまとまってしまうので注意
5f2a1e25-ae45-db38-e1f3-4e1871bc124c.png

「アセットの書き出し」パネルに選択したアイコンをドラッグ&ドロップ、もしくはパネル内の「追加」アイコンをクリックして追加します。
8a7acfb0-ca6c-6da6-dd6a-02682d0549da.png

ここでのアセット名=SVGファイル名になるのできちんと名前を設定します。
この時、プロジェクトの命名規則が決まっている場合、それに従った命名をしておくとトータルの工数が節約できて楽です。
4d02b1e6-db18-7829-058e-d1aeb66f7f08.png

書き出したい画像をパネル内で全て選択し、
「▼書き出し設定」から「SVG」に変更し、「書き出し...」を押します。
34580f44-82c3-55d7-5705-8bfdb19b3a75.png

SVGが書き出されます。
1704c043-2ba6-482f-5899-b0cf98fa4d3e.png

なぜ「アセットの書き出し」なのか

理由は主に2つになります。

  1. 「別名で保存」とは異なり、大元のファイル名が先頭に付かない
  2. 「別名で保存」より、ファイルサイズが小さい

以下キャプチャを見てみると、「アセットの書き出し」では大元のファイル名が先頭に付かないことがわかります。
また、「アセット書き出し」の方がファイルサイズが小さいのがわかります。
e32e6722-bf6a-939c-4982-23f97b06b8e2.png

さらに、テキストエディタで開くと圧縮されているのがわかります。
780d65ae-881a-9635-d348-508c2e674086.png

SVGはなるべく軽量な状態で書き出していますが、別途圧縮ツール(SVGOMGなど)を利用する場合もあります。

以上が、ベクターツールでのアイコンの作り方です。
次回は「アイコンをWebアイコンフォントに変換する」を説明したいと思います。

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