はじめに
みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。
Xanaduバージョンのリリースノートにて、WashingtonDCバージョン以前のレポート機能およびダッシュボード機能がPlatform Analyticsに統合されることが発表されました。
今回は、Platform Analyticsへのレポートおよびダッシュボードの移行について検証を行いましたので、ご紹介いたします。
検証概要
・レポートとダッシュボードをPlatform Analyticsに移行し、移行方法および移行による表示や機能への影響を検証しました。
・Employee Center Proに追加したレポートウィジェットの表示や機能が、Platform Analyticsへの移行によりどのような影響を受けるのかを確認しました。
移行前の準備
1.レポートおよびダッシュボードの作成
[All] > [Reports] > [Create New] からレポートを作成しました。
[All] > [Self-Service] > [Dashboards] からダッシュボードを作成しました。
2.Employee Center ProのHomepageにレポートウィジェットを追加
Service Portal Designerで、Employee Center ProのHomepageにレポートをウィジェットとして配置しました。
Platform Analyticsへの移行
1.移行方法の選択
[All] > [Performance Analytics] > [Migration Center] から移行オプションを選択します。
今回は「Try your content」を使用して移行を実施しました。
Move all your content:
完全移行オプション。「Start moving」をクリックするとすぐにダッシュボードの移行が実行されます。
Try with selected content:
コンテンツ検証オプション。移行したいダッシュボードのみを移行することができます。移行に問題ないか検証を行うことができます。
2.移行対象の選択と移行の実行
移行するダッシュボードを選択し、「Action on selected rows…」 から「Migrate Dashboard」をクリックします。
移行後の画面表示
ダッシュボード
カウント型レポートの数字が左端に配置されてしまいましたが、レポートの表示内容は移行前と相違ありませんでした。
Employee Center Proのレポートウィジェット
レポートウィジェットの表示内容は移行前と相違ありませんでした。
ServiceNowに問い合わせたところ、ポータルで利用しているレポートについては移行の影響はないとのことでした。
参考資料
おわりに
本記事では、Platform Analyticsへのレポートおよびダッシュボード機能移行についてご紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。