先日PL-300(Microsoft Power BI Data Analyst)を受験し一発合格したため、勉強方法と注意点をまとめます。
試験範囲
試験範囲は以下の通りです。
なお、この情報は2024年4月23日時点のものですので、最新情報は学習ガイドを確認してください。
スキルの概要
- データの準備 (25 - 30%)
- データのモデル化 (25 - 30%)
- データの視覚化と分析 (25 - 30%)
- 項目のデプロイと保守 (15 - 20%)
私のバックグラウンド
- AWS歴8年ほどで、AWSの資格は12冠達成済み
- データ分析基盤の設計・構築の実務経験あり
- データ可視化の経験は数ヶ月
- Power BIの経験は3ヶ月ほど
Power BI Desktopで構築作業をしたことはありますが、Power BIサービスはほぼ触ったことがないまま試験に臨みました。
勉強方法
Microsoft Learn
学習ガイドの学習リソースの一覧にラーニングパスのリンクがあるので、関連するドキュメントを全て読み、一度で理解できなかった部分、実務経験のない部分は何度も読み返しました。
ラーニングパスの中にはPower BIを操作できるラボが含まれていましたが、時間の関係上ラボは実施しませんでした。
無料の練習問題
学習ガイドに無料の練習問題のリンクがあります。満点をとれるようになるまで繰り返し解きました。
試験問題集
こちらの試験問題集を繰り返し解きました。
この問題集にはいろんな問題形式が含まれており、問題数も多くて実践的なものの、明らかに回答が間違っているのでは…?というようなものがあったり、解説がない問題が多いのがネックでした。
そのため、一問ごとに自分で考え方を調べたりChatGPTに質問したりして結果的に周辺知識を得ることができたので、やってよかったと思います。
注意点
AWSの試験とは異なる点があり戸惑うことがあったので、メモしておきます。
AWS試験のようなラジオボタン or チェックボックス式の問題ばかりではない
回答方法が複数種類あるので、事前にどのような回答方法があるか知っておいた方が安心です。
回答の練習ができる試験サンドボックスがあるので、Microsoftの試験がはじめての方は操作性を確認しておくとよいと思います。
時間配分大事
セクション単位でなら見直しできるが、次のセクションに進んだら前のセクションには戻れないという制限があったため、最初のセクションに時間を使いすぎて最後のセクションはじっくり問題を読む時間がありませんでした。
時間配分は最初に考えておくべきでした。
試験中にMicrosoft Learnを参照できる
試験中にMicrosoft Learnで情報を検索することができました。
これってこうやるんだっけ、みたいな確認ができたので助かりました。
最後に
PL-300は、PowerBIを使い始めたばかりの私にとって勉強し甲斐があり実務でも役に立つ試験でした。
実務で触ったことがない機能に関しても、Learnをよく読んで画面を少し触るだけでも理解が深まりました。
PL-300は実務経験が浅くてもラーニングパスの内容をよく理解すれば合格できる試験だと思いますので、この記事がこれから受験する方のお役に立てば幸いです。