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PendoのSegmentを使いこなす:条件設定の仕組みとハマりポイント

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Last updated at Posted at 2026-04-23

はじめに

PendoのSegmentは非常に強力ですが、条件の解釈を誤ると、分析結果が簡単にズレてしまいます。

前回の記事では、Visitor / Account / Segmentといった基本概念を整理しました。
https://qiita.com/lukeozaki/items/07e451ed53eed0bbefd7

本記事では、その前提を踏まえた上で、Segmentの条件設定(AND / OR、期間、否定条件など)の挙動とハマりポイントにフォーカスします。

Segmentで指定できる条件の種類

Segmentで指定できる条件は、大きく以下の2つに分けられます。

  • 行動に基づくデータ(Behavior)
  • メタデータ(Metadata)
行動に基づくデータ(Behavior)

ユーザーがアプリケーション上でどのような操作をしたか、という「行動」に基づく条件です。

例えば:

  • 特定のページを訪れた
  • 特定のFeatureをクリックした
  • ガイドを表示・完了した
メタデータ(Metadata)

Visitor(個人)やAccount(組織)に紐づく属性情報を使った条件です。

これらはPendo外のシステム(CRMや人事システムなど)で管理されている情報を元に設定されることが多いです。

例えば:

  • Visitor:ユーザーの役割、プラン、登録日
  • Account:企業名、業種、契約プラン

条件ロジック(AND / OR)

Segmentでは、複数の条件をAND / ORで組み合わせてユーザー(Visitor)を絞り込みます。

AND条件

すべての条件を満たすユーザー(Visitor)が対象になります。

例:

  • 「特定のFeatureを利用した」 AND
  • 「有料プランのユーザー」
    →両方の条件を満たしたユーザー(Visitor)が対象に
OR条件

いずれかの条件を満たすユーザーが対象になります。

例:

  • 「特定のFeatureを利用した」 OR
  • 「特定のページを訪問した」
    →どちらか一方でも満たせば対象に
否定条件(含まない・等しくない)とORの注意点

「含まない」「等しくない」などの否定条件をORでつなぐと、意図しない結果になりやすいので注意が必要です。

例:よくある誤り

  • 「ルールAを含まない」 OR 「ルールBを含まない」

一見すると「AでもBでもないユーザー」を抽出できそうに見えますが、実際はそうなりません。

この条件は、

  • ルールAに該当しないユーザー
    または
  • ルールBに該当しないユーザー

を意味するため、ほとんどのユーザーが対象に含まれてしまいます。

正しい書き方

「AもBも含まないユーザー」を抽出したい場合は、ANDでつなぐ必要があります。

  • 「ルールAを含まない」 AND 「ルールBを含まない」
    →この場合のみ、「AにもBにも該当しないユーザー」に絞り込まれます

セグメントの問題 – Pendoヘルプセンター

期間の扱い

Segmentでは、条件に対して「どの期間のデータを対象にするか」を指定できます。

この期間の解釈を誤ると、意図しないユーザーが含まれたり、逆に対象がほとんどいなくなることがあります。

よく使う期間のパターン
過去◯日(例:過去7日、過去30日)

指定した日数分、現在から遡った期間(ローリング)で条件が評価されます。

例:

  • 「過去7日でログインしていない」
    →今日を基準に、直近7日間で常に再評価される
全期間(All time)

これまでに記録されたすべてのデータが対象になります。

例:

  • 「一度でもFeature Aを使ったことがある」
    →過去に1回でも該当すれば対象に含まれる
よくあるミス

パターン①:意図せず対象が広がる

  • 「過去30日でFeature Aを使った」
    →最近使った人だけのつもりが、「かなり前に使った人」も含まれる可能性がある

パターン②:非アクティブユーザーの抽出ミス

  • 「過去7日でログインしていない」
    →「最近使っていない人」を取りたいつもりでも、
    条件の組み方によっては「そもそも使ったことがない人」も含まれる

Segmentとレポートでの期間定義の違い

Pendoでは、「過去◯日」のような期間指定でも、Segmentとレポートで解釈が異なるため注意が必要です。

Segmentの場合
  • within last 0 days (過去の指定期間内 0日間)
    → 今日(0:00 〜 23:59)

  • within last 1 days (過去の指定期間内 1日間)
    → 昨日(0:00)〜 今日(23:59)
    「今日を含む」形で、日付単位(0時区切り)で評価される

レポートの場合
  • within last X days (過去X日間)
    → 今日を含まない(昨日まで)

例:

  • within last 7 days (過去7日間)
    → 過去7日分だが、「今日」は含まれない
ハマりポイント
  • 同じ「過去◯日」でも、Segmentとレポートで対象期間がズレる
  • Segmentでは「今日のデータ」が含まれるが、レポートでは含まれない
  • そのため、同じ条件で見ているつもりでも数値が一致しない
具体例

「過去1日でアクティブなユーザー」

  • Segment
    → 今日 + 昨日が対象

  • レポート
    → 昨日のみが対象
    結果として、Segmentの方が数が多く見えることがある

ポイント

期間条件を扱う際は、

  • Segmentでの定義なのか
  • レポートでの集計なのか

を意識しないと、意図しないズレが発生するため注意が必要です。

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