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ConoHa VPS で Debian 9 をセットアップした ~その2~

Last updated at Posted at 2019-02-03

ConoHa VPS で Debian 9 をセットアップした ~その1~」からの続きです。
ここでは、下記を行います。

  • sshでrootに接続しする
  • 一般ユーザー(newuser)を作成する
  • newuserでssh接続できるようにする
  • newuser にsudo権限を与える
  • rootをsshで接続できないように設定する
  • その他

ConoHa VPS で Debian 9 をセットアップした ~その3~」に続きます。

SSHでサーバーにログイン

もう一度、左側のサーバーをクリックして、サーバーのネームタグをクリックしてください。
ネットワーク情報のIPアドレスがサーバーの接続先になります。
サーバーの追加のときにダウンロードした秘密鍵を設定します。
IPaddress.png

私はターミナルソフトはWindowsのRLoginを使っています。
SSHターミナルソフトの詳細は割愛します。

OSをアップデート

最初ですのでOS等を最新にアップデートします。

# aptitude update
# aptitude upgrade

いくつかの設定

テキストエディター nano をインストール

viなどが苦手な方はnanoはいかがでしょうか。

# aptitude install nano

##ホストネーム
デフォルトは123-45-67-89のようにIPアドレスを基にしたネームです。親しみやすい名前(例としてmyserver)に変更してみましょう。

/etc/hostname
myserver

一般ユーザー(newuser)を追加する

普段使いの新しいユーザー(例としてnewuser)を追加します。

# adduser newuser

または

# useradd -m newuser
# passwd newuser

newuserにSSHを設定する

さっそく新しく作ったユーザーで作業します。
秘密鍵と公開鍵のペアは用意されていることとします。1
authorized_keysファイルをテキストエディターで開き、公開鍵をコピペし保存します。
ベテランは $ cat >> authorized_keys でしょうか。
パーミッションは以下のように設定します。

  • ディレクトリー.ssh755
  • 公開鍵ファイルauthorized_keys600

ハマりどころです

# su newuser
$ cd ~
$ mkdir ~/.ssh
$ chmod 755 ~/.ssh
$ touch ~/.ssh/authorized_keys
$ nano ~/.ssh/authorized_keys
<公開鍵をクリップボードから貼り付けてエディター終了>
$ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
$ exit
# 

一般ユーザーにSSH接続する

ターミナルソフトのウインドウをもう一つ立ち上げて、newuserのSSH設定を行い、接続をテストします。

newuser にsudo権限を与える

newuserが所属しているグループを確認します。

# id newuser
uid=1000(newuser) gid=1000(newuser) groups=1000(newuser)

ユーザーをsudoグループに所属させます。

# adduser newuser sudo
# id newuser
uid=1000(newuser) gid=1000(newuser) groups=1000(newuser),27(sudo)

newuserでログインしてsudoできることを確認してください。
初回は一般ユーザーnewuserのパスワードを求められるはずです。

$ sudo ls -al

rootをSSHからlogin禁止にする

前述の**一般ユーザーにSSH接続する**が正常に動作することをもう一度確かめてから行ってください。

newuserからsudoで設定してみます。
/etc/ssh/sshd_config を修正します。

$ sudo nano /etc/ssh/sshd_config

PermitRootLogin no      # この行を探してコメントアウトし'no'に設定

sshd_confの構文チェックします。

$ sudo which sshd      # sshdの場所を調べる
/usr/sbin/sshd
$ sudo /usr/sbin/sshd -t

sshdを再起動します。

$ sudo service sshd restart

トラブル等

##sudo: unable to resolve hostが表示されるとき
sudo: unable to resolve host が表示されたら」を参考に/etc/hostsを変更します。

/etc/hosts
127.0.0.1       localhost
127.0.1.1       debian
127.0.1.1       myserver

#次記事
ConoHa VPS で Debian 9 をセットアップした ~その3~」に続きます。
下記のようなセキュリティの設定を行います。

  • ファイアーウォール(ufw)のインストールと設定
  • SSHポートの変更
  1. 不精して鍵ペアをサーバー側で生成して秘密鍵をクライアントにSCPしたりほにゃらら

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