外人が大好きなcoursera。オンラインで大学~大学院レベルの授業を学べるサイト(MOOC)の草分けです。
なぜcourseraか
意外とタダで受講できるコースが多いのです。修了証明は$80ほどのお金がかかります。英語は確かに高いハードルだけど、字幕もあるのでなんとかなるし、英語の勉強にもなる。
日本のMOOCとの比較
日本にもJMOOCがあります。技術系ならドットインストールなども有名です。どうせならよく分からない英語より母国語の日本語で受けたい。そうです。その通りです。
ですが、日本語MOOCには以下の問題点があるのです。
1)数が少ない
2)内容が浅い
3)定番物(Javaなど)や有名人教授など集金に繋がりそうな講座が多い → ビジネスだから仕方ないけど
これでは本当の学び舎と言えないのではないでしょうか。唯一よさそうなのは技術系基礎科目シリーズでしょうか。
一方courseraでは本当の学問を学べるのです。
どんな科目が揃っているのか。
技術系、理工系、人文系、芸術系、社会人系、自己成長系などの科目が揃っています。
技術系
初めてのPythonといったライトなものからビッグデータ分析・人工知能といった流行り物、はてはGPUを使った分散プログラミングのようなコアなものまで一番豊富です。RubyはあるのにPHPは無いのは、あまりに実務寄りだから? 関数型言語では残念ながらHaskellはないけどScalaとMLの講座があります。
理学系
数学(解析、代数、幾何など)、物理(力学、電磁気、量子論など)といった基礎理学系からゲーム理論、グラフ理論などの応用、Arudino工作・3Dプリンターの使い方といったものも。
人文系
文学、歴史、心理学、哲学、倫理学、法律政治経済など。ノルウェーの先生が「エッダを紐解く」という講座を教えていたりします。人間としての幅が広がりそうです。
芸術系
美術、音楽など。それぞれの歴史、理論から自分で描作画・作曲するためのカリキュラムまで取り揃えている。聖書や宗教との関連について学べる講座もあり奥の深い世界です。絵をかけるようになりたい。
社会人系
MBAで学べるようなマーケティングや会計、プロマネの技術や金融工学や株トレードなどなど。英語圏のビジネスマンを対象としているだけ合って、グループディスカッションや小論の提出が必要となる。なので相当英語が読み書きできないときつい。
自己成長系
英語スキル向上といった定番から、対人コミュニケーション、栄養学にダイエット、親御さん向けには子供との向き合い方などといったものもあります。頑張りやさん向け。
結論
学問は役に立つことを前提に開始してはいけません。そのスタンスだと多分長続きしません。学びたいから学ぶのです。やりたいからやるのです。やりたいことをやる時本当の集中力と持続力が発揮され、多少の苦労は乗り越えられる、と僕は信じてます。
というわけで、英語辛いけど頑張ろう。
追記
1.日本のMOOCの一つmanaveeは良さそうですね。高校生の学科ならここかも。と思ったら2017/3/31で運営終了とは……残念です。