今回はUbuntu 20.04にXAMPP 7.4.6-0をインストールする方法をまとめていきたいと思います。
環境
Ubuntu 20.04 LTS
1.XAMPPをダウンロードする
まずはXAMPP 7.4.6-0をダウンロードします。
以下のリンクをクリックして、ダウンロードしましょう。
ダウンロードリンク(ここをクリックするとダウンロードします)
留意点
通常、ダウンロードディレクトリは以下の通りです。
louisのところは自分のUbuntuユーザー名が入ります。
/home/louis/ダウンロード
これ以降のコマンドでは、louisのところは適宜変えて下さい。
2. root権限に変更する
root権限に変更します。
sudo -s
3. XAMPPファイルに実行権限を付与する
XAMPPファイルに実行権限を付与します。
chmod +x ~/ダウンロード/xampp-linux-x64-7.4.6-0-installer.run
4. インストール画面を開く
GUIのインストール画面を開きます。
sudo ~/ダウンロード/xampp-linux-x64-7.4.6-0-installer.run
5.「NEXT」をクリックする
XAMPP Developer Filesのチェックのまま「NEXT」をクリックします。
6. チェックを外し「NEXT」をクリックする
Learn more...Bitnami のチェックを外し「NEXT」をクリックします。
7. インストールする
画面に従って、インストールしましょう。
8. 完了後、チェックを外し「Finish」
インストールが完了したら、Launch XAMPPのチェックを外して「Finish」します。
9. lamppフォルダの所有者を自分に変える
このままだとopt/lampp
フォルダの所有者はrootで書き換えができないので、所有者をコマンドで自分に変更します。
chown -R louis:louis /opt/lampp
louis
と/opt/lampp
の間には空白が入ります。
【注意】
上記のコマンドのlouisは自分のUbuntuユーザー名に変えて下さい。
10. パーミッションを777に変える
/opt/lampp
フォルダのパーミッションをファイルの書き込みが可能なパーミッション777にしてあげます。
chmod -R 777 /opt/lampp
11. XAMPPを起動する
XAMPPは以下のコマンドでコントロールパネルが起動します。
sudo /opt/lampp/manager-linux-x64.run
その後、Go To Applicationをクリックするとサーバーを動かすか聞かれるので、Start Serversをクリックして、XAMPPを起動しましょう。
※通常、コマンドだけで起動するには、/opt/lampp/lampp start
と入力します。
12. セキュリティの設定をする
XAMPPはそのままだとセキュリティがかなり問題です。なので設定をしましょう。
12-1.セキュリティ設定のコマンドを打つ
セキュリティの設定をするために以下のコマンドを打ちましょう。
sudo /opt/lampp/xampp security
12-2. 2回とも[YES]のまま、Enterを押す
2回とも[YES]のまま、Enterを押します。
12-3. MySQL/phpMyAdmin のパスワードを入力する
MySQL/phpMyAdminのパスワードを入力します。打ったら確認のためにもう一度パスワードを入力します。
12-4. [YES]のまま、Enterを押す
[YES]のまま、Enterを押します。
12-5. MySQLのrootパスワードを入力する
MySQLのrootパスワードを入力します。打ったら、もう一度確認のためにパスワードを入力して下さい。
12-6. FTPのパスワードを入力する
サーバーProFTPDへFTP接続するときのパスワードを入力します。またパスワードを再度入力します。
12-7.Done.を確認する
XAMPP: Done.を確認してセキュリティ設定が終わったことを確認します。
13.パーミッションを変更する
Worning表示を防ぐために、以下のコマンドでパーミッションを設定します。
chmod 600 /opt/lampp/etc/my.cnf
14. 作業はこれで終わり
作業はこれで終わりです。お疲れ様でした。
以下のURLにアクセスできます。
http://localhost
XAMPPのドキュメントルートの場所
XAMPPのドキュメントルートの場所は以下になります。
/opt/lampp/htdocs
phpmyadminを開くには
phpmyadminにアクセスするには、以下のURLをクリックします。
ユーザー名は「root」、パスワードを先程の12. セキュリティの設定をするのときに打ったパスワードを入力します。
http://localhost/phpmyadmin/
XAMPPをアンインストールするには
/opt/lampp
に移動します。
cd /opt/lampp
次に下のコマンドを打って、アンインストールのメッセージウインドウを開きましょう。
sudo ./uninstall
YESをクリックするとアンインストール作業が始まります。
XAMPPを外部公開するには
XAMPPをテスト環境で外部公開するには、ngrokを使います。
1. ngrokを以下のコマンドでインストールする
以下のコマンドを打ってngrokをインストールします。
snap install ngrok
2. アカウントを登録する
このままでは外部に公開しても8時間の制限があります。アカウント登録してしまいましょう。
以下のリンクにアクセスします。
ngrokサインアップ画面
その後、名前とメールアドレスとパスワードを押して登録しましょう。
3. ログインする
先程入力した情報でログインしましょう。
ngrokログイン画面
4. ngrok本体とアカウントを紐付ける
ログインしたら、インストールしたngrok本体とアカウントを紐づけます。setup&installationのタブをクリックして、2. Connect your accountのところにあるコマンドを下のように打ちましょう。
ngrok authtoken [文字列]
Authtoken saved to configuration file: /root/.ngrok2/ngrok.ymlという表示が出たら、アカウントとの紐づけは完了です。
5. ポートを解放する
以下のコマンドを打ってポートを解放しましょう。
ngrok http 80
6. Forwardingの右にあるURLをブラウザで開く
ポート解放後、ngrokの情報が表示されます。Forwardingの右にあるURLを開きましょう。
curl http://xxxxxxxx.ngrok.io
※xxxxxxxxはランダムな文字列です。
起動確認をしたら、これで終了です。お疲れ様でした。
2回目以降起動する場合
2回目以降起動する場合は11. XAMPPを起動するのコマンドを打ってボタンを押します。その次にXAMPPを外部に公開するにはの3. ログインする以降の手順をして下さい。