はじめに
CSVファイルをExcelで開こうとしたとき、電話番号や郵便番号の先頭のゼロ(0)が自動的に消えてしまったり、文字化けしてしまう...。そんな悩みをお持ちの方はいませんか?この記事では、データを正確に保持しながらCSVファイルを開く方法を簡潔にご紹介します。
1.CSVファイルとは
そもそもCSVファイルって何?というところから説明します。
CSVはComma Separated Value(カンマで区切られた値)の略であり、CSVファイルはテキストデータの各項目を、カンマ(,)で区切って表現したファイルです。
言葉では理解しにくいので、画像で見てみましょう。
まず、こちらがExcelでCSVファイルを開いたときの画像です。
普段、Excelでデータを作成・編集しているときと同じように見えますよね?CSVといっても、特に変わったことはなさそうです。
では、Windowsの「メモ帳」のような、テキストエディタと呼ばれるソフトでCSVファイルを開いてみましょう。
以下はメモ帳を使った場合の画像です。
先程のExcelを使った場合と比較してみると、2つの違いが見つかります。
・メモ帳では項目の区切りが「,(カンマ)」になっている
・メモ帳ではメンバーコード「001」だが、Excelでは「1」になってしまっている
Excelで開いた際には、閲覧・編集しやすいように、表形式でデータを表示しますが、実は、CSVファイルは、各データの列を「,(カンマ)」で、行を「改行」で区切った形式の、ただのテキストファイルです。そのため、扱いが容易で互換性が高く、色々なシステム・ソフトで採用されています。
しかし、ExcelでCSVファイルを編集する際、発生しがちな問題です。ここでは、本来「001」のデータが、Excelで開くと意図せずゼロが消えてしまい、「1」になっています。
次のセクションでは、どのような問題が起きる可能性があるか、ご紹介します。
2.ExcelでCSVファイルを編集するときの注意点
システムから出力したCSVファイルをダブルクリックして、Excelで開いてしまうと、以下のような問題が起きる場合があります。
・電話番号「080-1234-5678」が「80-1234-5678」になってしまった(ゼロ落ち、0落ち)
・時間数「27:00」が「1900/01/01 03:00:00」になってしまった(シリアル値)
・日付「7/1」が「7月1日」になってしまった(表示形式の変換)
・文字化けしてしまった(文字コードの不一致)
次に、これらの問題への対処方法をご紹介します
3.ExcelでCSVファイルを正しく開く方法
Excelには、CSVファイルのインポート(取り込み)用の機能が用意されていて、それを活用すれば、元の形式を保ったまま、CSVファイルを開くことができます。
Step 1:空の Excel を開きます
Step 2:メニューから「データ」→「データの取得」→「テキストまたは CSV から」を開き、該当の CSV ファイルを選択します。
※Excel のバージョンによってはメニューの表記が異なる場合があります。
Step 3:以下の設定値にします。
・元のファイル:932:日本語(シフトJIS)
・区切り文字:コンマ
・データ型検出:データ型を検出しない
Step 4:「読み込み」を押します。
CSV データを読み込むことができます。
4.まとめ
本記事ではExcelでCSVファイルを取り扱うときの注意点、対処方法を紹介しました。CSVファイルを取り扱っていて、「あれ?」と思うことがあれば、是非この記事で紹介した方法を試してみてください。
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