#■ Macでsipsを使う
Macではターミナルで画像情報取得や簡単な画像処理ができる"sips"コマンドが使えます。ピクセルサイズやbit深度などの情報確認、リサイズやクロップ、フリップ、回転などの画像処理に手軽に使えて便利です。
#① 画像情報の確認
画像サイズ
画像フォーマット
画像の全プロパティー
#② 画像リサイズ
画像のアスペクト比を変えたくない場合は、
$ sips -Z <pixelsWH> <imagefilepath>
リサイズして上書き
$ sips -Z <pixelsWH> <imagefilepath> -o <newimagefilepath>
リサイズして別名で保存
例えば画像(img0001.png)を縦x横 256x256にリサイズして別名ファイル(img0001new.png)で保存たい場合は以下のようにします。
sips -Z 256 img0001.png -o img0001new.png
画像のアスペクト比が変わって良い場合は、
#③ 画像クロップ(切り出し)
#④ 画像フリップ
$ sips -f horizontal <imagefilepath>
水平フリップ
$ sips -f vertical <imagefilepath>
垂直フリップ
#⑤ 画像回転
例えば時計周りに90度回転させたい場合は、
sips -r 90 img0001.png
#⑥ 画像フォーマット変換
formatは、 jpeg | tiff | png | gif | jp2 | pict | bmp | qtif | psd | sgi | tga
例えばjpg画像(img.jpg)をpng画像(img.png)に変換したい場合は、
sips -s format png img.jpg -o img.png
#⑦ 画像パッディング(画枠付け)
colorはHex指定で、White=FFFFFF、Red=FF0000、Default=Black=000000です。例えば元画像(300x300ピクセル)の周りに50ピクセル幅で緑色(Green255=00FF00)の画枠をつけたい場合は、
sips -p 350 350 --padColor 00FF00 img0001.jpg -o img0001new.jpg
何故かpngではcolorの指定が効きませんでした。
#より詳しい使い方
manで確認してください。
$ man sips