オブジェクト・ストレージに保存されたデータファイルをOracle Databaseにロードしたい場合、さまざまな方法があります。
実は、Oracleが提供するDBMS_CLOUDパッケージを利用することで、ODI(Oracle Data Integrator)などのETLツールを使用せずに、データを直接ロードすることが可能です。
Autonomous DatabaseではDBMS_CLOUDが標準で提供されているため、すぐにOCIオブジェクト・ストレージからデータを取り込むことができます。一方、Oracle Database 19c/21c(オンプレミスおよびクラウド環境)では標準実装されていませんが、手動でインストールすることが可能です。
※、OracleはMOSドキュメントを提供しています(閲覧にはアカウントが必要)。
How To Setup And Use DBMS_CLOUD Package (Doc ID 2748362.1)
また、DBMS_CLOUDはOCIオブジェクトストレージだけでなく、AWS S3や、Azure Blobにも対応しており、マルチクラウド環境でのデータ連携にも活用できます。
本記事では、OCIオブジェクト・ストレージに保存されたCSVおよびDUMPファイルを、Oracle Base Database (19c/21c) へ導入するための具体的な手順を、初期設定からデータロードまでステップ形式で詳しく解説します。
本記事では、以下の3つの内容について説明します。
- Oracle DBにDBMS_CLOUDをインストールする方法
- DBMS_CLOUDを使用して、OCIオブジェクト・ストレージからCSVファイルをOracle DBにロードする方法
- DBMS_CLOUDを使用して、OCIオブジェクト・ストレージからダンプ・ファイルをローカルにコピーし、Oracle DBにインポートする方法
利用条件
Oracle DB 19cのバージョンは、19.9以上です。 Oracle DB 21cのバージョンは、21.3以上です。
(On-P/Cloud両方に、適用します。)
実施ステップ
- STEP 1 - 事前準備
- STEP 2 - DBMS_CLOUDのインストール
- STEP 3 - Walletの作成
- STEP 4 - Wallet場所の設定
- STEP 5 - ACEs(Access Control Entries)の設定
- STEP 6 - DBMS_CLOUDの設定を検証
- STEP 7 - ユーザ・ロールへの権限付与
- STEP 8 - ユーザ・ロールのため、ACEsを設定
- STEP 9 - クレデンシャルの作成と検証
- STEP10 - オブジェクト・ストレージからCSVファイルをDBにコピー
- STEP11 - オブジェクト・ストレージからDUMPファイルをDBにインポート
リンクから、詳細をご確認いただけます。
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