読んだ本
感想
LLM関連の本を簡単なものから何冊か読んだので、もう少し専門的な内容を理解したいと思って手に取った。本書は、三部構成になっていて、Ⅰ部では、LLMの動作原理についてトークナイザーからTransformerについて記載されている。Ⅱ部では、学習済みのモデルを使いながら分類やクラスタリングなど動行っていくのか実践的な解説がされている。最後のⅢ部では、ファインチューニングについて具体的な方法を学ぶことができる。
全体的にありがたかったのが、数式などがほとんど登場せず、言葉で説明されている点だ。まだ数式に苦手意識があるためとても理解しやすかった。また、それぞれのLLMの使用方法についてはPythonのコードが記載されているため、どう動かすのかが把握しやすい点も良かった。
一番肝になるのが第Ⅰ部で、ここが理解できれば後は実践しながら進むので頑張って乗り越えてほしい箇所になる。それでも理解しきれているとは胸を張って言えないので、自己注意機構など、よくわからなかった箇所はある程度スルーしつつ、他の本などで理解を深めていきたい。
おすすめの人
- LLMがどんな事を行っているのか一歩踏み込んで理解したい人
次に読むなら
本書を購入する際、下記2冊と悩んだため、読み進めてみたいと考えている
- 「生成AIのプロンプトエンジニアリング」
- 「LLMのプロンプトエンジニアリング」