読んだ本
感想
今まではゲーム関係など会社の業務に関わるシステムへ携わることが少なかったが、今年から受注周りや債権管理のシステム開発などに携わるようになり、業務フローへの無知さをなんとか解消したく手に取った。
本書は6章で構成されていて、会社経営、財務会計、販売管理、物流・在庫管理、生産管理、人事管理の各分野に分かれている。会社経営については社会的な傾向などについて記載されていて直ぐに必要な知識ではなかった。財務会計については会社を外から見るためのお金の動きを捉えるために必要なことで、業務のシステムは全てこれを明らかにするためのものだと理解できた。それからは会社のお金を生み出すためのフロー全体を細かく説明する章になり、なんとなくは把握していたものの、あらためて理解できたのとシステム化にあたる要点もわかりやすく記載されていてためになった。
ボリュームが多く、まずは読み切ることを優先してしまったため、読み飛ばしたコラムなどはあとから読み返したいと思う。ITエンジニアのためのとタイトルにあるが、全ての社会人が把握しておくべき内容だと感じ、もっと早く読んでおくべきだったと後悔した。
おすすめの人
- 会社運営の全体像が知りたい人。全ての社会人
- システム開発にあたり、一般的な知識を整理したい人
次に読むなら
- 本書の業務知識と会計への橋渡しとして「エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」」がおすすめ