Python3.11もマイナーバージョンが上がってきたので、インストールしてみました。
やること
- python3.11は、個人での利用を想定して、deadsnakesのリリースを利用して簡単にインストールします。
-
python
,pip
コマンドで利用できるようにエイリアスを設定します。- ※Ubuntuのシステムpythonを隠すので、不具合が出るかもしれません。
環境
- Windows11 Pro
- WSL2 Ubuntu22.04
- Python 3.11.3 (2023年4月29日時点)
方針
Python3.11はUbuntu公式リリースがまだなので、deadsnakesのリリースを使います。deadsnakesはまだ小さいコミュニティみたいで、どのようなコミュニティなのかあまり情報がありませんでした。
Bing AI より
deadsnakesとは、Pythonの最新版やプレリリース版をUbuntuにインストールできるようにするPPA(Personal Package Archive)を提供するコミュニティです123。GitHubにて、様々なPythonのバージョンのDebianパッケージングを行っています1。deadsnakesのPPAを利用することで、Ubuntuの標準リポジトリにないPythonのバージョンを簡単にインストールできます23。ただし、deadsnakesのPPAは公式ではないので、信頼性や安全性については自己責任で利用する必要があります2。
個人で使う分にはありがたいですが、業務に使う場合は自分でビルドしたほうが良いかもしれません。
手順
Pythonをインストール
sudo add-apt-repository ppa:deadsnakes/ppa
sudo apt update
sudo apt install python3.11
これで、python3.11
で利用できます。
python3.11 -V
Python 3.11.3
pipは最初からインストール済みでした。
python3.11 -m pip -V
pip 22.0.2 from /usr/lib/python3/dist-packages/pip (python 3.11)
Aliasを追加
エディタを開いて
nano ~/.bashrc
以下を追記します。
# Python
alias python="python3.11"
alias pip="python3.11 -m pip"
.bashrcを再読み込みして、完了です。
source ~/.bashrc
バージョン確認
python
, pip
コマンドでいつも通り使えるようになりました。
$ python -V
Python 3.11.3
$ pip -V
pip 22.0.2 from /usr/lib/python3/dist-packages/pip (python 3.11)
参考