【Render】RenderでRailsのシード値を適用する方法

記事概要

RenderでDBにシード値を適用する方法について説明する。

言語やフレームワーク

	使用技術
フロントエンド	HTML
バックエンド	Ruby 3.2.0 Ruby on Rails 7.0.8.6
データベース	PostgreSQL
インフラ	Render
API	-
その他	-

前提

• db/seeds.rbにシード値を作成するように記述されている
• Renderにアカウント登録している

手順①(事前準備)

1. ローカルPCにPostgreSQLを登録する
   1. ターミナルで下記を実行する

      % brew install postgresql@14
      

   2. PostgreSQLを正常にインストールできたことを確認する

      % psql --version
      # => psql (PostgreSQL) 14.5 (Homebrew) のように、バージョンが表示されれば正常
      

2. アプリケーションにライブラリを追加する
   1. GemfileにGemを追記

      # 最終行に、下記(group ~ end)を記述する　
      group :production do
        gem 'pg'
      end
      

   2. ターミナルで下記を実行し、Gemをインストール

      % bundle install
      

3. Render用の設定ファイルを追加する
   1. binフォルダにrender-build.shファイルを手動作成
   2. 下記を記述

      #!/usr/bin/env bash
      # exit on error
      set -o errexit
      
      bundle install
      bundle exec rake assets:precompile
      bundle exec rake assets:clean
      bundle exec rake db:migrate
      bundle exec rails db:seed
      

4. DB設定を変更する
   1. config/database.ymlのDB名を変更する

       development:
        # 中略
        database: [アプリ名]_development
      
      test:
        # 中略
        database: [アプリ名]_test
      

5. Gemfile.lockの設定を変更するために、ターミナルで実行

   % bundle lock --add-platform x86_64-linux
   

6. アプリをクローンした場合、秘密情報管理用のファイルを作成する
7. GitHubにコードをプッシュする

手順②(DB作成)

1. Renderにログイン

2. ＋ New ＞ PostgreSQL を選択

3. 下記を入力 or 選択する

   項目名	入力値
   Name	<任意のDB名>
   Region	Ohio
   Instance Type	Free

4. 「Create DataBase」をクリック

5. 「Status」がAvailableに変更されると、DB作成が完了

6. Internal Database URLの値をコピーし、メモなどに保管する

手順③(アプリケーション作成)

1. Renderでアプリを作成

2. ＋ New ＞ Web Service を選択

3. GitHubのリポジトリを選択

4. 「Connect」をクリック

5. 下記を入力 or 選択する

   項目名	入力値
   Name	<任意のアプリ名 ※'_'は使用しないこと>
   Region	Ohio
   Build Command	./bin/render-build.sh
   Start Command	bundle exec puma -C config/puma.rb
   Instance Type	Free

6. 環境変数を設定する

   環境変数名	入力値
   RAILS_MASTER_KEY	< config/master.keyの値>
   DATABASE_URL	<「Internal Database URL」の値>

7. 「Deploy Web Service」をクリック

8. 「Status」がDeployedに変更されると、アプリ作成が完了

備考

• render-build.shファイルのbundle exec rails db:seedを記述を削除すると、シード値適用が実行されない
• TablePlusを使用すると、DBの内容を確認できる