#はじめに
この記事はGWアドベントカレンダーという企画の「VCIアドベントカレンダー GW ver」1日目の記事です。
バーチャルキャストというサービスで使用しているVCIという技術のついてのノウハウの共有・コードの紹介などを目的としてます。記事自体書いたことなく、内容もだいぶニッチなため需要があるかはわかりませんがつらつらと書いていきます。
GWアドベントカレンダー全体についてはこちら↓
今日は1日目ということでVCIの概要について説明します。
#バーチャルキャストとは
バーチャルキャストとは配信特化型VRコミュニケーションサービスです。
詳しいことは以下の公式の説明ページや実際の配信を見ていただければ雰囲気がわかるかと思います。
#VCIとは
正式名称は「Virtual Cast Interactive」といい、バーチャルキャスト内で自作のアイテムを持ち込むことが出来る仕組みです。簡単なアイテムであればスクリプトも不要で作成でき、スクリプトを組み込むことでより凝ったアイテムを作ることが出来ます。
以下の動画を見ていただければ具体的なイメージが湧くかと思います。
言語的にはluaを使用しており、アプリを起動しながらリアルタイムで修正・確認を実施できるという特徴があります
#VCIで出来ること・出来ないこと(2020/7/16 更新)
本日の記事の本題です。特に出来ないことはあまり言及されていなかったのでまとめました。
###出来ること
- オブジェクトの移動・回転・拡縮
- サウンドの再生
- アニメーションの再生
- アバター座標の取得
- アバターへの装着
出来ることはだいたいリファレンスに載ってるため特に補足などはありません。
###出来ないこと
- オブジェクトの生成・複製・削除
- 「ボタンを押したらオブジェクトが出現」のようなことを実現するためには、「事前にUnityでオブジェクトをサイズ0で作成」⇒「ボタンを押したらサイズを拡大して見えるようにする」等をする必要があります
- 他VCIの座標情報を取得
- 作成したVCI内のオブジェクトであれば座標を取得できますが、他VCIからの直接座標情報を取得することが出来ません。
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他VCIの操作-
他のVCI及びプレイヤーをスクリプトで操作することはできません。そのため、プレイヤーのワープ等(VRchatのボータルのようなもの)は実現できません
⇒[2019/08/29 追記]1.7.2aから一部公式アイテムで可能となりました。自作アイテムはできない状態のままです。
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- 外部サービス連携・ローカルファイル連携
- 現状代替方法はありません。
#おわりに
今日は導入のため記事は以上です。
とりあえずVCIでわからないことがあったらdiscordに投げれば解決すると思います
また、ほかに出来ること・出来ないことがあればコメントで教えていただけると幸いです。
(記事遅刻してすみませんでしたm(_ _)m)