これは ZOZO Advent Calendar 2025 カレンダー Vol.3 の20日目の記事です。
私が所属しているチームは1年前に発足されました。チームにレビューガイドラインがないことやコードレビューについて改めて考えようということで「Looks Good To Me 〜みんなのコードレビュー〜」の輪読会を行いました。
ここでは、私自身が読書会を通じて感じた「学び・気づき・反省」を絞ってまとめています。
1: LGTM症候群
レビューの重みを感じて必要以上に慎重になってしまったり、急いでいるとときにさっと読むだけでLGTMを出してしまいたくなる瞬間があったり、無意識に「LGTMを押す基準」のブレがあったなと思いました。
「わからない部分があるからこそ、今レビューするべき」(p.227)と書かれていたとおり、今後は曖昧な部分をそのまま流さず、気になった点は質問として残すスタンスを徹底したいと思いました。
2: ペアプロ・モブプロ
目的、効果、進め方などが列挙されていて学びになりました。
特に「新しいメンバーのレビュー参加を早める効果」があることは目から鱗でした。
3: レビュー時間の確保
- 時間を区切ることでレビューの集中力を保つ
- 時間(45~60分)を超えるなら説明の場やペアプロに切り替える
という指針があることで、チーム全体で“レビュー疲れ”を防げるし、レビュー文化の健全化にもつながると感じました。
4: コードレビューは“合意形成されたチーム活動”
あとがきに書かれていたことですが、コードレビューのプロセスは「チーム全員が合意し、チーム全員で実施することが重要」という言葉が強く心に残りました。
自分自身、レビュー指標・コメントの書き方・承認ルールなどに迷う場面は多く、「暗黙の了解で進んでいる部分がまだある」と感じていたので、チーム全体で共通の土台を作る必要性をより強く感じました。
まとめ
LGTM輪読会で得た気づきは単に技術的な知識だけではなく、「レビューはチーム開発を支える重要なコミュニケーション」という本質的な部分でした。
これらの気づきを今後の実務に取り入れつつ、より健全で協力的なコードレビュー文化を育てていきたいと思います。