OCIのブロック・ボリュームを毎日指定した時間帯で自動バックアップを取るのは、一般的な要件です。
ユーザー定義バックアップ・ポリシーを活用いただければ、任意の時間帯で自動バックアップが取れますので、この利用方法を紹介したいと思います。
OCIは、以下の2つバックアップ・ポリシーがあります。既存の「Oracle定義バックアップ・ポリシー」は、時間帯の変更ができないが、それらを複製・編集して、或いは「ユーザー定義バックアップ・ポリシー」を新規作成していただければ、時間帯の指定ができるようになります。
| タイプ | バックアップ時間帯 | コメント |
|---|---|---|
| Oracle定義バックアップ・ポリシー (Gold, Silver, Bronzeの3種類) | UTC 0時 | 時間帯の変更ができないが、複製・編集は可能。 |
| ユーザー定義バックアップ・ポリシー | UTC、或いはリージョンのローカル時間 | 任意時間帯を指定できる |
ステップ
1. ユーザー定義バックアップ・ポリシーの作成
OCIメニュー → ストレージ → ブロック・ストレージ → バックアップ・ポリシー
2. スケジュールの追加・編集
作成したポリシーの詳細画面で、「スケジュールの追加」をクリックします。

デフォルトのタイム・ゾーンは、UTCですが、ローカル・タイム・ゾーンへの切り替えは可能です。ご希望の時間帯を指定して、「追加」ボタンをクリックします。

追加後、以下となります。マウスをインフォメーションのマークに移動すると、「次の3回のバックアップ予定時間」を確認できます。

3. バックアップ・ポリシーの選択
既存のブロック・ボリュームを選択し、編集ボタンをクリックします。

以上です。
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