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初めに
以前の記事で、OCI コンテナ・インスタンスと OCI Compute インスタンス(標準VM)の両方で Nginx コンテナを実行する方法を紹介しました。 今回は両者の違いについて少しまとめてみたいと思います。
OCI コンテナ・インスタンスでの Nginx コンテナの実行
OCI Compute インスタンスでの Nginx コンテナの実行
比較
分類 | 項目 | OCI Container Instance | OCI Compute Instance |
---|---|---|---|
プラットフォーム | OSの選択可否 | No | Yes |
シェイプ | 利用可能のタイプ | CI.Standard.E4.Flex CI.Standard.E3.Flex CI.Standard.A1.Flex |
全てのタイプ |
ネットワーク | パブリック/プライベート・サブネット | 両方をサポート | 両方をサポート |
パブリック IPv4 を割り当てるか否か | 両方をサポート | 両方をサポート | |
インスタンスへの SSH ログイン | No | Yes | |
ストレージ | エフェメラル・ストレージ | 15 GB (デフォルト) | No |
ブロック・ボリュームをアタッチ | No (対応予定あり) |
Yes | |
ファイル・ストレージをアタッチ | No (対応予定あり) |
Yes | |
コンテナ | 複数のコンテナの実行 | Yes | Yes |
インスタンス作成後、コンテナの追加・削除可否 | No | Yes | |
各インスタンスにはコンテナの上限値 | 60 | 制限なし | |
レジストリ | OCI レジストリ or 外部 | 両方をサポート | 両方をサポート |
ロードバランサー | バックエンドに追加 | Yes (※1) | Yes |
ライフ・サイクル | 状態 |
Active Inactive Deleted |
Running Stopped Terminated |
起動・停止・再起動の可否 | Yes | Yes | |
価格 | 価格表 | リンク (※2) | リンク |
※1. ロード・バランサーの作成後、プライベート IP を指定してコンテナ・インスタンスをバックエンドに追加できます。Compute インスタンスの場合、LBの作成中または作成後にバックエンドに直接追加できます。
※2. コンテナ・インスタンスに割り当てられたCPUおよびメモリー・リソースの価格は、 選択したシェイプのOCI Compute Instancesの価格と同じです。 各コンテナ・インスタンスには、追加料金なしのデフォルトで15 GBのエフェメラル・ストレージがあります。
以上
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