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git pullして WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED! が表示されたら

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git pullに失敗

GitHubで管理しているリポジトリでgit pullしたところ次のメッセージが表示され、git pullが中止されました。

image (1).png

これはどういう意味のメッセージで、どういう対応をしたらいいのでしょうか?
順を追って理解していきたいと思います。

ChatGPを使ってエラーメッセージを読む

まず最初にこのエラーメッセージ全文をChatGPTに貼り付けます。
すると、英語でエラーメッセージの意味を解説してくれます。

image (2).png

このまま読んでもいいのですが、日本語で説明してもらいます。

image (3).png

GitHubのSSHキーが交換されたためこのメッセージが表示されたことがわかります。

fingerprintsの確認

ChatGPTの説明にしたがって https://docs.github.com/en/authentication/keeping-your-account-and-data-secure/githubs-ssh-key-fingerprints を開きます。

image (4).png

ここに表示されているfingerprintsの値を確認します。後ろに(RSA)がついている値を確認します。

SHA256:uNiVztksCsDhcc0u9e8BujQXVUpKZIDTMczCvj3tD2s.

この値が最初のメッセージに含まれる値と同じかどうかを確認します。

image (5).png

青線とで囲んだ部分の値を見ます。
同じです。なぜ、この確認が必要なのでしょうか?

ChatGPTの説明にある

中間者攻撃の兆候である可能性もあります。

かどうか確認するためです。

中間者攻撃とは、SSHでgithub.comと通信する経路の途中に偽の通信相手が割り込む攻撃です。
SSHで経路を暗号化しても、間に偽の通信相手が入ると、暗号化した通信内容を偽の通信相手に見られてしまいます。
これを防ぐ為に通信相手を確認する必要があります。

今回はGitHubが公式ページで公開しているfingerprintsと、SSHの通信相手が送ってくるfingerprintsを目で見比べて確認しました。

古いfingerprintsを削除

確認が出来たら、github.com用の古いfingerprintsを削除します。
fingerprintsは通常、ユーザーディレクトリの.ssh/known_hostsに保存されています。
エラーメッセージやChatGPTの説明通りつぎのコマンドで削除できます。
ssh-keygen -f "/home/ledsun/.ssh/known_hosts" -R "github.com"

image (6).png

ふたたびgit pull

古いfingerprintsを削除できたら、もういちどgit pullします。

image (7).png

ここでもfingerprintsが正しい相手のものか確認します。
よく見ると、最初のエラーメッセージとは別の値になっています。
SHA256:+DiY3wvvV6TuJJhbpZisF/zLDA0zPMSvHdkr4UvCOqUです。
これはSSHの暗号化に使う鍵の方式がRSAとEd25519でちがうために起きています。

fingerprintsを確認できたらyesと入力します。
git pullが実行されます。

このときよく見ていると次のようなメッセージが表示されます。

Warning: Permanently added 'github.com' (ED25519) to the list of known hosts.

新しいfingerprintsが保存されたことがわかります。
次のgit pullではfingerprintsの確認はもとめられません。

参考

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