前回は、アリババクラウドのBaaSで構築したHyperledger fabric環境のイメージを共有しました。
今回、環境構築流れと利用制限を説明致します。
BaaS利用流れ
全ステップ
ステップ | 項目 |
---|---|
1 | 組織の作成 |
2 | コンソーシアムの作成 |
3 | 組織の誘い |
4 | チャネルの作成 |
5 | chaincodeのインストール |
6 | ブロックチェーンにアクセス(ユーザの作成とSDKの利用) |
7 | ブロックチェーンネットワークの管理 |
環境構築モード
●スピードモード
ステップ1~4はワンボタンで作ります。
●標準モード
全ステップを一つずつにします。
作成されたコンソーシアムチェーンのイメージ
制限
BaaSの利用制限
項目 | 内容 |
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クラウドリソースへのアクセス | Baasサービスのセキュリティと安定性を守るため、 ユーザーはECS、Kubernetesクラスタ、Dockerコンテナ、 NASファイルシステム、クラウドディスクなどの基盤とするクラウドリソースに直接にアクセスすることはできません。 |
Hyperledger Fabricバージョン | 現在は1.4です。 |
TPS | Basic バージョン: 最大300TPS Enterprises バージョン : 最大2000TPS Enterprises safety バージョン: 最大2300TPS |
ノード数 | Orderer→三つ Kafka→四つ ZooKeeper→三つ ※カスタマイズできません |
オープションの変更 | 現在は、ブロック作成時間、ブロックに含まれるトランザクションの数などのオプションの変更ができません。 未来は徐々にオープンするようにします。 |
外部ノードとの連携 | アリババクラウド以外のノードと連携できません。 |
その他
以下のイベントで詳しく説明を行います
https://internetchamp.connpass.com/event/123995/
以上