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Claude Codeの作業をフォルダが変わっても再開する

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Last updated at Posted at 2026-10-30

この記事のまとめ

  • Claude Codeの会話履歴は,作業フォルダの絶対パスに紐づいて保存される.
  • フォルダ名の変更・移動や,別の場所への git clone をすると,claude --resume で元の履歴が見つからなくなる.
  • 履歴に頼らず,続きに必要な情報をリポジトリに残してpushしておくと,フォルダがどうなっても再開できる.
  • 履歴ファイルを手動で移す方法もあるが,動作は版によって変わりうるため,バックアップを取ってから試す.

背景

  • 作業を終えたフォルダをリネーム,移動,削除したあとで,同じ作業の続きを別のフォルダで再開したいことがある.
  • 会話履歴は保存先が決まっていて,場所が変わると見つからなくなる.一方,必要な情報がリポジトリに残っていれば,履歴がなくても続きから再開できる.

本記事で触れない内容

  • Claude Codeの導入手順
  • Webやデスクトップアプリ上のClaudeの会話の引き継ぎ(本記事は claude コマンドで使うClaude Codeが対象)

対象読者

  • gitで管理したプロジェクトでClaude Codeを使っている人.

履歴はフォルダのパスに紐づく

保存場所と探される範囲

  • 履歴は ~/.claude/projects/ 配下に,会話ごとに <会話ID>.jsonl というファイルとして保存される(Windowsでは %USERPROFILE%\.claude\projects\).サブエージェントの履歴などは,同じ名前のディレクトリ <会話ID>/ に入る(公式ドキュメント).
  • 保存先のディレクトリ名は,作業ディレクトリの絶対パスから作られる.(例)/Users/name/project は -Users-name-project になる.実際の名前は ls ~/.claude/projects/ で確認できる.
  • claude --continue と claude --resume は,現在の作業ディレクトリ(とそのgit worktree)の履歴だけを探す.
  • 別のディレクトリで claude --resume <会話ID> を実行すると「No conversation found」になる,という報告がある(v1.0.80).同じissueには,その後の版(2.0.69,2.1.14)でも再現したというコメントが付いている.

状況ごとの違い

状況 履歴の状態 続けるには
フォルダ名の変更・移動 元のパスに紐づいたまま.新しい場所からは見つからない リポジトリ側の情報で再開する.または履歴を移す
別の場所への git clone clone先は別のパスなので,見つからない 同上
フォルダの削除 履歴ファイルは ~/.claude/projects/ に残る.同じパスにフォルダを用意して開き直せば,再び見つかる 同じパスに git clone し直して claude --resume

古い履歴は,既定では30日を過ぎると自動で削除される.期間は設定 cleanupPeriodDays で変えられる(公式ドキュメント).履歴を使い続けたいなら,早めに移すかコピーしておく.

続きに必要な情報をリポジトリに残す

履歴は場所に依存するので,確実なのは,続きに必要な情報を履歴ではなくリポジトリ側に残すことである.

  1. 作業の区切りでコミットしてpushする.未完成でもWIPブランチでよい.フォルダが消えても,cloneで戻れる.
  2. 引き継ぎメモを残す.終了前にClaude Codeへ次のように頼み,できた NOTES.md をコミットする.
    ここまでの作業・決定事項・残タスク・次にやることを NOTES.md にまとめて
    
  3. 恒久ルールは CLAUDE.md に書く.ビルド手順や規約などを書いてコミットしておけば,cloneし直しても起動時に自動で読まれる.
  4. 共有したい設定は .claude/settings.json などに書いてコミットする..claude/settings.local.json は個人用の設定ファイルで,Claude Codeが作成したときは自動でgitの無視対象になる.自分で作成した場合は,.gitignore に追加する(公式ドキュメント).
  5. 作業を一時中断したいだけなら,フォルダ名を変えず,ブランチ切り替えか git worktree を使う.

再開手順

git clone し直した場合の手順は次のとおり.

git clone <repo> new-dir && cd new-dir
git checkout <WIPブランチ>
claude

claude を起動したら,次のように入力する.

NOTES.md を読んで,前回の続きから作業して

履歴そのものを引き継ぐ場合

上級者向けの方法である.手動の操作なので,版によっては動かない可能性がある.

  1. 必ず先にバックアップを取る.
  2. ~/.claude/projects/ 内の旧パス用ディレクトリから,<会話ID>.jsonl と,あれば同じ名前のディレクトリ <会話ID>/ を,新しい場所用のディレクトリへコピーする.
  3. 新しい場所で claude --resume を実行し,一覧にその会話が出るか確かめる.

前述のissueには,この方法で動いたというコメントが1件ある.

再開前のチェックリスト

  • 作業をWIPブランチにコミットして,pushした
  • NOTES.md に,作業内容・決定事項・残タスク・次にやることを書き,コミットした
  • 恒久ルールを CLAUDE.md に書いた
  • 共有したい設定を .claude/settings.json に書いてコミットした
  • 履歴を移す場合は,先にバックアップを取った

注意点

  • 「現在のディレクトリの履歴だけを探す」という挙動は,解説記事とGitHubのissueの報告をもとにしている.版によって挙動が変わる可能性がある.
  • 解説記事には,/resume の一覧を「全プロジェクト」表示に切り替えられるという記述もある.お使いの版で,別のパスの履歴を一覧から再開できるか試してほしい.
  • 履歴ファイルを手動でコピーする方法は,筆者が動作を確かめたものではない.ディレクトリ名の作られ方の細部(. や空白の扱いなど)も確認していない.ls ~/.claude/projects/ で実際の名前を見て合わせてほしい.
  • 自分の環境の保存期間は,~/.claude/settings.json などで cleanupPeriodDays が設定されていないか見てほしい.設定がなければ既定の30日になる.
  • ツールの仕様は更新が速い.使う前に,公式ドキュメントの最新の説明を確認してほしい.

参考文献

(いずれも2026年10月31日閲覧)

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