1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

今年の振り返りとBIツール(Tableau)の変化

Posted at

はじめに

2025年のアドベントカレンダー18日目を担当します、kyotakahです。
あっという間に2025年も終わろうとしていますね。今年は私にとって、物理的な環境も、データとの向き合い方も大きく変わった「変化と進化」の1年でした。
今回は、今年私の身に起きた大きな変化と、去年Data saberになりましたので、saberとして感じた「Tableau × AI」の現在地についてまとめてみたいと思います。

オフィス回帰、そして「場所」を作る

今年一番の大きな変化は、世の中の流れと同様に本格化した「オフィス出社への回帰」でした。 単に出社するだけでなく、実は今年、オフィスの立ち上げ(構築)にも携わることになりました。
コロナ禍を経て、リモートワークが当たり前になった中で「なぜ集まるのか?」「どんな空間なら価値が生まれるのか?」を問い直す日々。物理的な空間設計とデータ設計、意外と似ている部分があるなと感じたりもしました。 顔を合わせて議論するスピード感や熱量を肌で感じ、改めて「リアルな場」の持つ力を再確認した1年でした。

unnamed.jpg

変わらない軸:データ可視化と分析

環境が変わる中で、変わらずに自分の軸となっていたのが「データの可視化と分析」です。 データラーニングでの活動を含め、データを武器に事象を解き明かすプロセスは、オフィス作りという新しいミッションの中でも大きな支えとなりました。

そして、去年Data saberになったので…

Data saberとして見る「Tableau × AI」の2025年

せっかくData saberになったので、 2025年に起きた「Tableauにおける大きなAIの変化」を話していきたいと思います。

2025年は、Tableauにとって
機能追加の年ではなく、BIの役割そのものが変わった年でした。
本記事では、その中でも特にインパクトの大きかった 3つのAI転換点 を整理します。

unnamed (1).jpg

1つ目、Tableauが「見るBI」から「対話するBI」へ転換

変化の本質

  • AIが 補助機能 ではなく 利用の入口 になった
  • ダッシュボードを見る体験から
    自然言語で質問する体験

何が変わったか

  • Tableau Pulse / Tableau Agent が日本語対応
  • KPIを見るだけでなく
    AIが要点を文章で説明
  • 「なぜ?」をそのまま日本語で聞ける世界観に

位置づけ

  • 💡 Tableau史上最大級のUX変化
  • BI利用者=分析者 という前提が崩れた

URL


2つ目、Tableau Next 登場 = BIの再定義

変化の本質

  • Tableau が 単体BIツールではなくなった
  • 「分析」から「業務アクション」までを
    AIが仲介する構造

何が変わったか

  • Tableau Next(Agentforce統合) が日本語で一般提供
  • AIエージェントが担う役割
    • データを見る
    • 判断を示す
    • 次の行動を提案する

位置づけ

  • 💡 「BI × AI」ではなく「AIの中にBIが組み込まれた」
  • Tableau = Salesforce AIプラットフォームの一部

URL


3つ目、AIが「分析する主体」になった

変化の本質

  • 人が可視化する役割から
    AIが解釈・要約する役割 へ交代

何が変わったか

  • Tableau Agent が以下を理解した上で分析
    • フィールド定義
    • メタデータ
    • 業務文脈
  • Tableau Pulse を以下を自動で言語化
    • 異常
    • 変化
    • 要因

位置づけ

  • 💡 「分析スキル」より「問いを立てる力」が重要に
  • DataSaber 的スキルの再定義

URL


「作る」から「選ぶ・問う」へのシフト

これまではダッシュボードを「作り込む」ことに多くの時間を割いていましたが、
Tableau Pulseの浸透により、定型的なKPIモニタリングは
AIが自動で要約し、提示してくれるようになりました。

その結果、アナリストは

  • 何を作るか
    ではなく
  • どの指標を見るべきか
  • AIが示した変化に対して、どうアクションするか

といった意思決定のプロセスに、より深く関与できるようになったと感じています。

対話型分析の日常化

Tableau Agentの進化も見逃せません。

「この売上減少の要因は?」と自然言語で問いかけるだけで、
AIが裏側のデータを探索し、計算フィールドを提案してくれる。

これは、Data Saberとして学んできた
「問いを立てる力」 が、AIによってさらにブーストされる感覚です。

AIは仕事を奪うライバルではなく、
最強の壁打ち相手になったと実感しています。

おわりに

オフィスという「リアルな場」を作りながら、AIという「最新のテクノロジー」と向き合った2025年。
Data saberとして、2026年はAIの力も借りつつ、より本質的なデータ活用を組織に根付かせていきたいと思います。いえーい!

unnamed (2).jpg

おわりでおわったと思ったみなさまへ 私が所属するデータラーニングの紹介です

データラーニングギルドとは?

データラーニングギルド は、株式会社データラーニングが運営する、
データサイエンスを中心とした学習者・現役データサイエンティスト・エンジニアのためのコミュニティです。

学びの共有・キャリア形成・横のつながりを大切にし、
勉強会、LT会、技術相談、キャリア支援、案件紹介など、
「データ領域で挑戦したい人を応援する活動」を幅広く行っています。

初心者から実務者まで、誰もが成長できる場づくりを目指しています。

🔗公式サイト:https://data-learning.com/guild

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?