ネット上にたくさんある手順の通りに作業すれば簡単ですよね…?と思っていたら、案の定色々つまづいてしまいました。次回も同じことができるようにメモです。
やりたいこと
- さくらのレンタルサーバ スタンダードプランにLaravelをインストール
- welcomeが表示される
- 初期状態のままマイグレーションして、デフォルトのuserテーブルを作成する
- URLにpublicを表示しないようにする
目次
- PHPのバージョンを確認
- サーバに接続する
- composerをインストール
- Laravelプロジェクトを作成
- ブラウザで表示確認
- URLからpublicの表示を消す
- データベースを作成する
- データベースの設定をする
- マイグレーションを実行する
- テーブルが作成されたことを確認
- 参考
前提
- さくらのレンタルサーバ スタンダードプラン契約済
- mac使用
- サンプルとして、「hoge」プロジェクトを作成
- 以下、ユーザ名「hogename」として記載(hogenameの部分は、自分のユーザ名に置き換えて下さい)
1.PHPのバージョンを確認
さくらインターネット サーバコントロールパネル(以下、サーバコントロールパネルと記載)にログインする。
「アプリケーションの設定」にある、「PHPのバージョン選択」をクリック。
PHPのバージョンが古ければ、とりあえず最新バージョンに変更しておく。
2.サーバに接続する
SSH接続でレンタルサーバーにログインする。
当方macのため、「ターミナル」を使用。
$ ssh hogename@hogename.sakura.ne.jp
上記を実行するとパスワードの入力を求められるため、「サーバコントロールパネルのログインパスワード」を入力する。
下記の文言が表示されたらOK
Welcome to FreeBSD!
ここでpermission deniedと表示されて数時間詰まってしまったのですが、会員メニューのログインパスワードをずっと入力し続けていだだけでした…
3.composerをインストール
ホームディレクトリ直下に「bin」ディレクトリを作成して、その中にインストールする。
$ #ホームに移動
$ cd ~
$ #binを作成
$ mkdir bin
$ #binに移動
$ cd bin
$ #composerをインストール
$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
$ #下記が表示されたらOK
Use it: php composer.phar
念のため、正しくインストールされたことを確認
$ #自分が今どこにいるのか確認
$ pwd
$ /home/hogename/bin
$ #bin(composerのインストール先)にいることが分かったので、ここでコマンド実行
$ php composer.phar
$ #下記が表示されたらOK
______
/ ____/___ ____ ___ ____ ____ ________ _____
/ / / __ \/ __ `__ \/ __ \/ __ \/ ___/ _ \/ ___/
/ /___/ /_/ / / / / / / /_/ / /_/ (__ ) __/ /
\____/\____/_/ /_/ /_/ .___/\____/____/\___/_/
どのディレクトリからでも、「composer.phar」でコマンドを実行できるようにする。
$ #ホームに移動
$ cd ~
$ #composerファイルのパーミッションを755に変更
$ chmod 755 bin/composer.phar
$ # 念のためアップデート
$ composer self-update
$ #下記の通り表示されるはず
You are already using composer version *.*.* (stable channel).
4.Laravelプロジェクトを作成
www直下に作成する。
バージョンは5.5.*を選択
$ #wwwディレクトリに移動
$ cd www
$ #wwwにいることを確認
$ pwd
/home/hogename/www
$ #Laravelプロジェクト「hoge」を、バージョン5.5.*で作成
$ composer.phar create-project laravel/laravel ./hoge "5.5.*" --prefer-dist
$ #下記が表示されたらOK
set successfully.
サーバコントロールパネルの、「運用に便利なツール」内にある「ファイルマネージャー」を起動すると、「hoge」のディレクトリが作成されていることを確認できる。
5.ブラウザで表示確認
ブラウザで、hogename.sakura.ne.jp/hoge/public
にアクセスする。
Laravelのwelcomeページが表示されたらOK
6.URLからpublicの表示を消す
このままだとURLに「/public」が表示されて格好悪いので、publicを表示させないようにする。
サーバコントロールパネルのファイルマネージャーより、hoge直下の.htaccess
ファイルを右クリック。
「編集」を選択し、内容を下記の通り書き換える。
参考:liaotzukai/Php laravel 5.5 project .htaccess file -GitHubGist
ブラウザで、hogename.sakura.ne.jp/hoge/
にアクセスする。
Laravelのwelcomeページが表示されたらOK
7.データベースを作成する
サーバコントロールパネルの、「アプリケーションの設定」内にある「データベースの設定」をクリックする。
「データベースの新規作成」から新規作成する。
データベース名は、user名_任意の名前
で固定(hogename_test等)。
データベース一覧に記載されている、以下の情報をメモしておく。
・データベースサーバ
・データベースユーザ名
・接続パスワード
・データベース名
8.データベースの設定をする
サーバコントロールパネルのファイルマネージャーより、hoge直下の「.env」ファイルを右クリックする。
「編集」を選択し、データベースに関する記述の部分を下記の通り書き換える。
DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=データベースサーバ
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=データベース名
DB_USERNAME=データベースユーザ名
DB_PASSWORD=接続パスワード
書き換え完了したら、保存してから閉じる。
APP_KEYを生成する。
Laravelプロジェクトのディレクトリに移動してから、下記コマンドを実行する。
$ #hogeディレクトリに移動
$ cd hoge
$ #hogeにいることを確認
$ pwd
/home/hogemane/www/hoge
$ #APP_KEYを生成
$ php artisan key:generate
$ #下記が表示されたらOK
set successfully.
9.マイグレーションを実行する
既にLaravelプロジェクトのディレクトリにいるはずなので、そのまま下記を実行する。
$ #マイグレーション実行
$ php artisan migrate
$ #下記が表示されたらOK
Migration table created successfully.
10.テーブルが作成されたことを確認
サーバコントロールパネルの「アプリケーションの設定」内にある「データベースの設定」をクリック。
「管理ツールログイン」をクリック。
php MyAdminが表示されるので、接続パスワードを入力してログインする。
デフォルトの「users」テーブルが作成されていたらOK
11.参考
・さくらレンタルサーバーにLaravelを入れてとりあえず動くようにした話 - Qiita
・【レンタルサーバ】データベースの作成・追加・削除 - さくらのサポート情報
とりあえずインストールはできたので良かったです!嬉しい!!!