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【AWS】ネットワークにおける高可用性の実現

Last updated at Posted at 2021-08-07

ネットワークにおける高可用性の実現

ネットワークサービス

◉Amazon Virtual Private Cloud(VPC)

◎設計時の検討事項

  • **複数のアベイラビリティゾーン(AZ)**でサブネットを構成する
  • サブネットはパブリックサブネットとプライベートサブネットを構成する
  • 将来利用するIPアドレス数を見越して、CIDRで設計する

◎サブネット構成図

Image from Gyazo

◉NATゲートウェイ

  • AZ内では冗長化されているが、AZ間の冗長化はされていない
  • 別AZのNATゲートウェイを共有している場合、別AZに障害が発生してしまったらNATゲートウェイができなくなり、インターネット接続できなくなる

◉AWS Direct Connect

  • ユーザーがキャリアから調達する専用線の片端とAWS CloudをDirect Connectロケーションで接続するサービス
  • オンプレミス環境と接続ポイント間の可用性はユーザーの責任範囲
  • 接続ポイントとAWS間の可用性はAWSが提供

Image from Gyazo

◉Amazon Route 53

  • DNS(Domain Name Service)のマネージドサービス
  • ELBやCloudFrontのエンドポイントをCNAMEレコード(ドメイン名)ではなくAレコード(IPアドレス)として指定できる

◎Route 53のルーティングポリシー

ルーティングポリシー 説明
レイテンシーベースルーティング 最もレイテンシーが低いリソースへルーティング
加重ルーティング 複数のリソースに対して、加重度を設定しその比率に応じて分散するようにルーティング
位置情報ルーティング リージョンに関係なく、地理的に近い場所へルーティング
フェイルオーバールーティング リソースのヘルスチェックを行い、利用できるリソースへルーティング
シンプルルーティング 設定されたレコードの情報に従って、ルーティング
地理的近接性ルーティング ユーザーとリソースの地理的場所に基づいてトラフィックをルーティング
複数値回答ルーティング 最大8つからランダムに選ばれた正常なレコードを使用し、Route 53がDNSクエリに反応する

高可用ネットワークの構築

◉オンプレミス環境とAWS間の接続

◎Direct Connect冗長化

Image from Gyazo

・Direct Connectを2回線用意して冗長化することで、ネットワークの高可用性が実現できる
・Direct Connectロケーションも別拠点にすることで、ロケーションにおける障害にも対応することができる

◎Direct ConnectとSite to Site VPNの併用

Image from Gyazo

Site to Site VPCへフェイルオーバーすることで、通信品質や帯域が異なる回線へ切り替わるためパフォーマンスに影響が出る可能性がある

◉Disaster Recovery(DR)サイトの構築

Image from Gyazo

・リージョンをまたぐDRサイトを構築する場合、それぞれのリージョンでVPCを作成する
・VPC間の接続をプライベートに行うため、VPCピアリングを利用する

参考

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