はじめに
とある事情で,windowsのマシンを使うことになったので,普段のmacと同じように使うためにセットアップした際の,記録を備忘録として残しておく.
環境
surface
windows10 バージョン1909 (OSビルド 18363.1139)
キーコンフィグ
はじめに行ったのは,キーコンフィグである.windowsのusキーボードということで真っ先にこれに取り掛かった.
emacsキーバインド
ゴリゴリのemacsキーバインド使いというわけではありませんが,ctrl-a,ctrl-kがないと生きていけない体になってしまったので,
Windows 10でも「Emacs風キーバインド」を使おう【AutoHotKey】を参考に,AutoHotKeyを導入し,
「カーソル移動+α」のキーバインドだけをEmacs風にする,gtk-emacs-theme-like.ahkを導入.
altで言語を切り替える
普段のmacでは,⌘英かなというソフトを用いて,左⌘に英語入力,右⌘に日本語入力を割り当てている.
それに近いものを探したところ,WindowsのAlt空打ちで日本語入力(IME)を切り替えるツールを作ったというぴったりの記事を参考に設定した.
これもAutoHotKeyを用いている.
上記2つをデフォルトで設定するために,【 Windows 10 】「スタートアップ」フォルダーを最速で開くには?を参考に設定した.
capslockをctrlに割り当てる
定番のやつですね.Windows で Caps キーに Ctrl を割り当てる方法を参考に,ctrl2capを導入.
これで,キーコンフィグは終了.かなり普段のmacに近づいた.
WSL
どんどんいきます.続いてはwslです.
こちらは,マイクロソフトの公式ドキュメントWindows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイドを参考にして,導入.
躓いた点として,wsl --set-default-version 2
がうまくいかなかったので,Windows メニューから [設定] を開き、[更新とセキュリティ] に移動して、[更新プログラムのチェック] からwindows updateを行うとできた.
Ubuntuは18.04LTSをインストールした.
fish
デフォルトのubuntuの画面は見にくかったので,fishを導入.
sudo apt-add-repository ppa:fish-shell/release-3
sudo apt-get update
sudo apt-get install -y fish
を参考に,fishをインストール完了.
config.fishや,functions/fish_prompt.fishはmacで使用しているものを用いた.
gitの導入からssh接続まで
UbuntuにGitをインストールするを参考に,
sudo apt-get install git
でインストールは完了.
続いて,ssh接続.
GitHubでssh接続する手順~公開鍵・秘密鍵の生成から~を参考に,実際に行った手順として,
cd
mkdir .ssh
cd .ssh
ssh-keygen
cat id_rsa.pub
keygenの際enterを3回ほど押し,パスフレーズはなしとした.
catで表示され鍵をgitに登録.
ssh -T git@github.com
これで,自分のユーザ名が返ってきたら成功である.
macで使ってた,自作のプログラムを,git cloneしておいた.よかったら見てください.
vscode
僕は,エディタとしてvscode派なので,vscodeをインストール.ここからインストール.
wslと連携するために,Remote - WSL
というエクステンションを導入.これで,ubuntuからcodeコマンドでvscodeが立ち上がるようになった,
ついでに,vscodeのデフォルトシェルをfishに変えておいた.
emacs26
研究室でorg-modeを用いた,rubyのgemを用いるため,emacs26をインストール.
Ubuntu 18.04 LTS にEmacsをインストールを参考に,
sudo add-apt-repository ppa:kelleyk/emacs
sudo apt-get update
sudo apt-get install emacs26
これでOK
rbenvでrubyのインストール
Ubuntu で最新版の Ruby をインストールを参考にして,
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
config.fishに
set PATH ~/.rbenv/bin/ $PATH
status --is-interactive; and rbenv init - | source
を追加.
その後,
# バージョン確認
rbenv install -l
CONFIGURE_OPTS='--disable-install-rdoc' rbenv install 2.7.0
rbenv global 2.7.0
これでインストール完了.
macでも,brewではなく,git cloneで入れたら,gem installの際に,sudoをつけなくていいということを学んだ.
pyenvでpythonのインストール
ubuntu 20.04 に pyenv をインストールする話【2020/07/18更新】を参考に,pyenvをインストール.
1つ注意点として,pythonのguiアプリを作るtkinterやそのラッパーである,pysimpleguiを使いたいなら,
先にこの手順を実行してください.
参考Ubuntのpyenv上でtkinterを使えるようにする
sudo apt-get install python3-tk
sudo apt install tk-dev
ここからがpyenvのインストール
git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
config.fishに追加
set PATH ~/.pyenv/bin/ $PATH
status --is-interactive; and pyenv init - | source
pyenv install -l
pyenv install 3.7.4
pyenv global 3.7.4
これで,tkが使えるpythonをインストールできた.
これで一通り,セットアップが完了した.お疲れさまでした.
ubuntuでgui環境を整える.
個人的に,pythonのpysimpleguiを用いることが増えてきたので,せっかくならwindowsでも,環境を整えたい.
VcXsrv
ubuntuではxサーバがないので,guiを使用できない.そのため,VcXsrvをインストールして,xサーバ環境を構築する.
VcXsrv(Xサーバー)をWindowsにインストールしLinuxのGUIをリモート操作する設定方法を参考にインストール.
これで,ubuntuでもpysimpleguiが動いた.
ただ,問題として,inputに,日本語入力ができないが出てきてしまった...