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SSL 化済みの WordPress サイトに CloudFront を適用してみる

Last updated at Posted at 2018-12-27

0.はじめに

Amimoto AMI を使って WordPress サイトを構築して SSL 化していたんですが、パフォーマンス向上や今後のセキュリティ対応を考慮して、CloudFront を導入したいと思います。

スクリーンショット 2019-02-05 16.25.56.png

事前状況としては、

  • Amimoto AMI を使って WordPress サイトを構築
  • SSL 化済み
  • ドメイン管理は、名付けてネット

って感じです。

1.CloudFront Distribution を作成する

  1. 以下のページの手順に従って、CloudFront Distribution を作成します。
    • WordPressサイトをCloudFrontで配信する - Qiita
    • 異なる点は、以下。
      • Origin Settings
        • FireShot Capture 418 - AWS CloudFront Management C_ - https___console.aws.amazon.com_cloudfront_home.png
        • Origin Domain Name :
          • EC2 の新しいドメイン (ex : www-cf.xxx.com)
        • Origin Protocol Policy :
          • HTTPS Only
      • Default Cache Behavior Settings
        • FireShot Capture 427 - AWS CloudFront Management C_ - https___console.aws.amazon.com_cloudfront_home.png
        • Viewer Protocol Policy :
          • Redirect HTTP to HTTPS
        • Object Caching :
          • Use Origin Cache Headers ※ Default 設定のまま
      • Distribution Settings
        • FireShot Capture 421 - AWS CloudFront Management C_ - https___console.aws.amazon.com_cloudfront_home.png
        • Alternate Domain Names (CNAMEs) :
      • ※ WordPress の設定は変更しない!!
        • 「WordPress アドレス (URL)」、「サイトアドレス (URL)」など。
        • wp-config.phpなども。
      • ※ DNS の設定は後述。
      • ※ 各種 Behavior の設定も後述。

2.名づけてねっとの DNS アウトソーシングサービスで、DNS レコードの設定

  1. 名づけてねっとの DNS アウトソーシングサービスで、以下の DNS レコードの設定を変更する。

3.AWS Certificate Manager での証明書の作成と DNS レコードの登録

  1. 以下のページの手順に従って、AWS Certificate Manager で証明書を作成します。
  2. 以下の設定で、DNSレコードを登録します。

4.CloudFront Distribution に、作成した証明書を適用する

  1. 以下のページの手順に従って、CloudFront Distribution に、作成した証明書を適用します。

5.CloudFront Distribution のキャッシュヒット率向上の設定をする

  1. 以下のページの手順に従って、CloudFront Distribution を作成します。

6.各種 Behavior の Whitelist Headers の設定に Host ヘッダーを追加する

  1. 以下のページの手順に従って、各種 Behavior の Whitelist Headers の設定に Host ヘッダーを追加します。

7.CloudFront のログ出力を設定する

  1. 以下のページの手順に従って、CloudFront の S3 バケットへの出力の設定をします。

8.C3 Cloudfront Cache Controller プラグインの設定

  1. 以下のページの手順に従って、C3 Cloudfront Cache Controller プラグインの設定をします。これを設定することで、記事が投稿されたら、自動でキャッシュが作成されるみたいです。便利♪

99.ハマりポイント

  • 今回は、結構ハマっちゃいました…。


  • とにかく、DNS レコードの設定が…。
  • 最初、 「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」を変更したら、当然表示される URL が www-cf.xxx.com になってしまったので…、設定を元に戻して、DNS レコードの設定も www と www-cf を入れ替えて…、
  • 一度、設定を変更した為にデータベースの値も変更されてしまったので、データベースをコンバートして…、
  • CloudFront から Origin へのアクセスにおいて、Host ヘッダーが www-cf になってしまったので、各種 Behavior の Whitelist Headers の設定に Host ヘッダーを追加したり…、
  • よく考えずにやってみたので、色々ハマっちゃいました…。


  • ただ、WP の設定やコードを何も変更せずに CloudFront を適用できたので、良かったです。
  • 変更点は、CloudFront の作成と DNS レコードの設定変更だけで、切り戻しも非常に楽にできますね。


  • ※2019.03.05 以下追記。
  • ちょっとトラブルが発生したので追記。
  • ある Windows アプリで該当サイトのページを Inline Frame で表示していたんですが、CloudFront 適用後にページへのアクセスが出来なくなってしまいました。
  • 結構わからなくて色々調べたところ、アプリが TLS1.0 でアクセスしていた為に CloudFront で弾いていたので、以下の設定をしてアクセスできる様になりました。
    • Security Policy : TLSv1_2016
    • FireShot Capture 003 - AWS CloudFront Management Console - console.aws.amazon.com.png
  • ただ、先々 TLS1.0 や 1.1 を廃止して、TLS1.2 以上にしよう、という流れがあるみたいなので、アプリ側の対応を行い、CloudFront の再設定を行った方がいいみたいですね。
  • 今回は結構ハマって大変でした…。
  • 新しいことをすると何かと問題が発生するには、世の常…。
  • 少しでもご参考になれば幸いです♪

XX.まとめ

とりあえず、CloudFront を設定したことで、AWS WAF の設定などもできる様になったので、また AWS WAF の設定の記事も投稿できればと思います。

では♪

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