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【re:Invent 2022】Leading beyond line of sight: Amazon’s two-pizza teams

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はじめに

アイレットEC事業部の黒野です。
本セッションはラスベガスで開催されるre:Invent初日で開催されたセッションの感想になります。
全て載せると分量的に多くなってしまうので、個人的に気になったところを記載します。

セッション概要

本セッションの概要ですが、two-pizza teamsについてのセッションとなります。
two-pizza teamとはAmazon創業当初に創設者であるジェフ・ベゾス氏が
「私たちは、ピザ 2 枚分よりも大きくないチームを作ろうとしています。私たちはこれをtwo-pizza team と呼んでいます」
と発言し制定されたルールの様です。

1チームをピザ2枚で十分な人数にすることで最適化を計るってことですね。
https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/introduction-devops-aws/two-pizza-teams.html
IMG_8774.jpg

セッションレベル

・200 - Intermediate

トラック

・Customer Enablement (CEN), ENT: Strategy

スピーカー

・Daniel Slater, Worldwide Head, Culture of Innovation, AWS, Amazon Web Services, Inc.

概要

Accelerating innovation in the cloud and inventing ahead of customers’ rapidly changing demands is crucial. It requires C-suite and line of business executives to have the right team structure, capabilities, and culture—and the right leaders—to foster innovation from all edges of their organization and realize their digital innovation vision. Join this session to learn how Amazon and AWS use their two-pizza team model—small, autonomous, and agile teams that own what they create. Dive deep to learn how Amazon’s two-pizza teams are structured and led, and discover the mechanisms that can help ensure accountability, speed, communication, governance, and more.

クラウドにおけるイノベーションを加速し、急速に変化する顧客の要求を先取りして発明することは、非常に重要です。そのためには、経営幹部や事業部門の幹部が、適切なチーム構造、能力、文化、そして適切なリーダーを持ち、組織のあらゆる側面からイノベーションを促進し、デジタル・イノベーション・ビジョンを実現することが必要です。このセッションでは、アマゾンとAWSがどのように2ピザ・チーム・モデル(自分たちが作ったものを自分たちで所有する、小規模で自律的かつアジャイルなチーム)を使っているかを学びます。このセッションでは、アマゾンの2ピザチームがどのように構成され、どのようにリードされているかを深く学び、説明責任、スピード、コミュニケーション、ガバナンスなどを確保するのに役立つメカニズムを発見してください。

セッション内容

ジェフ・ベゾス氏が過去に以下の様に「発明するなら破壊が必要」と発言していたところから始まります。
既得権益を持っている人などからすれば、受け入れがたいものだがカルチャーとして浸透させることで変化し続けてきたとの発言もありました。

As a company, one of our greatest cultural strengths is accepting the fact that if you are going to invent, you're going to disrupt."
"会社としての私たちの最大の文化的強みの 1 つは、発明するなら破壊するという事実を受け入れることです。"
https://sloanreview.mit.edu/article/amazons-bezos-if-youre-going-to-invent-youre-going-to-disrupt/
IMG_8777.jpg

壊滅的チームの要素

まず、壊滅的(正常に機能していない)チームの要素として、

  • Culture
  • Tools
  • Processで構成されてると考えているそうです。
    IMG_8778.jpg

ここから恐らくProcessの話になります。
まず、プロダクトをマイクロサービスへ移行しようというお話でした。
IMG_8779.jpg

コンウェイの法則について

このセッションで初めて知りましたが、本当なのか気になる法則。
https://en.wikipedia.org/wiki/Conway's_law
IMG_8780.jpg

Amazon Leadership Principlesについて

Amazonで定義されているリーダシップ原則についてのお話です、面白いので読んでみると良いかもしれません。
https://www.aboutamazon.com/about-us/leadership-principles
IMG_8781.jpg

two-pizza teamsのメリットについて

迅速かつ俊敏で、所有権と自律性を促進させるのが目的の様です。

  • 少数で分散化された俊敏なチーム
  • 構築したものを所有して実行する
    IMG_8784.jpg

小規模なチームについて

メリットとして以下が挙げられるようです。
依存関係を減らしボトルネックを回避
顧客に寄り添い、顧客に変わって発明する
倹約を通じて破壊的イノベーションを促進する
IMG_8785.jpg

two-pizza teamsの問題について

ここまで、いくつかメリットを書いてきたtwo-pizza teamsにも問題があるようで、それが以下になります。
この組織編成こそが銀の弾丸ではないということですね。

  • ほとんどの組織モデルに反する
  • 全てのニーズに常に適切であるとは限らない
  • 労力の重複
    IMG_8786.jpg

Correction of Error(CoE)

CoEの仕組みとして、

  • 失敗から学ぶ
  • 失敗の原因を特定する
  • 継続的な改善を促進し、回復力を向上させます
    という3点が挙げられるそうです。
    IMG_8803.jpg

そして、CoEの仕組みとして以下の様な問いかけを行いより効果を高めるそうです。

  • 何が起こったのか?
  • 起こったことに対して反映するデータは何か?
  • 顧客とビジネスにどのような影響がありましたか?
  • 要因は何ですか?
  • どんな教訓を学べるのか?
    IMG_8804.jpg

感想

初めてのre:Inventセッションでしたが、会場の大きさ、聴講者の多さなどこれまで参加してきた勉強会などとは規模が圧倒的に違うなというのが初めの感想でした。
今回チームビルディングに関する内容で学べたことがいくつかあったので、持ち帰って反映できればうれしいなと思います!
明日以降もまだまだイベントは続いていきますので、楽しんでいきたいと思います!!

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