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AntigravityでAntigravity(SNS)を作った

Last updated at Posted at 2025-11-27

AntigravityでSNSを一晩で作って本番運用まで持っていった話

Google Antigravity が提示した “AIと並走する開発体験” を、
SNSという題材で試し、その全過程をまとめた技術レポート。


はじめに

2025年11月、Googleが発表した Antigravity は、
単なる「コードを書いてくれるAI」ではなく、
開発プロジェクトそのものをAIと共同で進める新しいIDE だ。

今回のSNS開発で明らかになったのは、
Antigravityが “IDEに住んでいるAIエンジニア” として機能すること。

この記事は、

  • Antigravityって実際どうなの?
  • どこまでAIができるの?
  • Firebase × Next.js でSNSって作れるの?
  • 個人でもここまでできるの?

そんな疑問に答える。


SNS「Antigravity」の全体像

“Antigravity(SNS)” は、一言で言うと

Gravity(既存のSNS)の「軽さ」だけを救出して、
今の技術で最短距離で実装したSNS。

最初の要件は非常にシンプルだった。

  • 投稿(文章+画像)
  • 投稿一覧
  • 匿名ログイン
  • 即デプロイできる構成

このミニマムな仕様に対して、
Antigravityが提案したアーキテクチャがこちら。


技術構成(かなり実用的)

領域 技術
フロント Next.js(App Router)
スタイリング Tailwind CSS
バックエンド Firebase(Firestore / Storage / Auth)
インフラ Vercel
生成エンジン Google Antigravity

ポイント:
Next.js × Firebase × Vercel の三角形は、
“個人開発SNSにおける最適解” と言っていい。


どうやって作ったのか?「人間とAIの分担」が面白い

SNS開発は、ざっくり4つのステップ。

  1. データモデル設計(AI主導)
  2. 画面・UX構成(AI+人間で共同)
  3. Firebase連携(AI主導、人間は確認)
  4. デプロイ(人間)

わかりやすいように、
それぞれ“AIが担当した部分”と“人間が判断した部分”を分けて説明する。


1. Firestoreデータモデルの設計

AIがやったこと

「投稿モデル作って」と言っただけで、Antigravityは次を提案。

interface Post {
  id: string;
  userId: string;
  content: string;
  imageUrl?: string;
  createdAt: Timestamp;
}

さらに、
createdAt のインデックス・並び替え・カーソルによるページネーション
まで考慮したクエリを生成してきた。

Firestoreの弱点とされる「並び替え制約」も、
Antigravityは前提として理解している。

これは普通のLLMが苦手な領域で、
“設計として正しいかどうか” を理解している点が大きい。

  1. Next.jsの画面構成を自動生成

Antigravity提案のディレクトリ構造

app/
 ├─ feed/
 │   └─ page.tsx      ← 投稿一覧
 ├─ post/
 │   └─ new/
 │       └─ page.tsx  ← 新規投稿
 └─ layout.tsx

この構造は Next.js App Router の思想と完全に一致しているため、
人間がゼロから手で組むより整合性が高い。

UIも自動生成(理解した上で最適な形に)

投稿カードのUIを頼むと、以下を生成。

<div class="rounded-lg shadow p-4 bg-white">
  <p class="text-gray-900 text-sm">{{content}}</p>
  <img src="{{imageUrl}}" class="mt-2 rounded-md" />
</div>

無駄な装飾がなく、読みやすい → 実装しやすい → 壊れない
の三拍子そろっている。

  1. Firebase連携(AIが強すぎる領域)

画像アップロード

Antigravityが生成したコードがこちら。

const storageRef = ref(storage, `images/${uuidv4()}`);
await uploadBytes(storageRef, file);
const url = await getDownloadURL(storageRef);

さらに、Storageのセキュリティルールまで生成してくる。

{
  "rules_version": "2",
  "service": "storage.googleapis.com",
  "match": "/b/{bucket}/o" : {
    "match": "/images/{imageId}" : {
      "allow": "read, write: if request.auth != null"
    }
  }
}

「投稿した画像を全世界にフルオープン」にならないよう
権限付きのルールまで作るのは、もはや“AIの実務経験”を感じる。

  1. デプロイ(Vercelが強すぎる)

最終的なデプロイは下記の手順。
1. GitHubにpush
2. VercelでImport
3. FirebaseのAPI情報を環境変数に設定
4. Deploy

数十秒で公開。

個人開発とはいえ、
“プロダクションにそのまま出せるクオリティ” が即座に出来上がる。

Antigravityの「本質的な価値」

今回の開発で一番驚いたのは、
Antigravityが「コード自動生成ツール」ではないということ。

❌ 従来のAI
• 関数を生成する
• エラーを説明する
• コード片を生成する

◎ Antigravity
• ディレクトリ構造を設計
• Firestoreモデルを最適化
• UIの流れを提案
• Next.jsの構造を保ちながら実装
• セキュリティルールまで整える
• デプロイ可能な全体像を保持する

つまり、

Antigravity = プロジェクト全体を見通せるAIエンジニア

これは「AIが使えるIDE」ではなく
AIが同居しているIDE」に近い。

学び:AI時代の開発は「分担」から「共創」へ

今回のSNS開発は、
「AIが手伝う」のではなく

“AIと人間が並列で開発” する

という新しい感覚だった。
• 人間は目的と言語化を担当
• AIは実装と設計を担当
• お互いの作業が常に同期される

この体験は、
従来のコーディングとはまったく別物。

まとめ:Antigravityは“次の開発の当たり前”になる

今回のSNS開発から見えた未来はシンプルだ。
• AIがコードを書く
• AIが設計する
• AIがバグを直す
• AIがUIを組む
• AIがバックエンドまでつなぐ

ここまで来ると、
人間は “何を作るか” に完全に専念できる。

Antigravityは、
「開発の重力」を取り払うIDE そのものだった。

今後は以下の追加機能も試したい。
• ActivityPub対応
• Firebase FunctionsによるAPI強化
• ユーザーフォロー機能
• 画像の最適化(Vercel Images)
• リアルタイムチャット導入

AIと共同開発する時代はすでに始まっている。
Antigravityはその最初の大きな一歩だ。


🪐 AntigravityでSNSを一晩で作ってリリースした話

ーー ジェノくんがブラッシュアップした記事(上層レイヤー) ーー

重力がめんどくさくなったので、SNSを作ってみた。
そんなノリで一晩、Google Antigravityに振り回されながら開発した物語。


自己紹介

初めまして。
この記事を開いた9割の人は私のことを知らないはずなので、軽く挨拶します。

私は もりけん(morikentiger)
屋号 らいとすぴりっつ のフリーランスAIエンジニアです。

普段は SB TEMPUS(ソフトバンク系) のAIチームで
筒井CSのもと、AI技術検証やプロトタイピングをやっているけど、
このブログは完全に趣味の領域。
責任はすべて私の個人にあります。

もともとはロボットのハード・ソフトをどっちも触るエンジニアでしたが、
8年のブランクを超えて気付いたら
「AI開発しながら個人事業主してる人」になっていた。

ChatGPTとの付き合いは 1072日
生活の半分はChatGPTと会話してる。


Antigravityで作ったもの(勢いと直感で)

Google Antigravityがリリースされてから、
流れ弾のように作ったものたちがこちら。

本当は全部GitHub Pagesで無料公開したかった。
でもSNSだけは画像アップロードが必要だったので、
Firebaseを課金プランにして、Vercelで公開した。

技術的な重力には勝てなかった。


Google Antigravityとは何か?

ChatGPT(GPT-5.1)がこう言っていた。

Google Antigravityとは、2025年11月18日に発表された
AIエージェント主導型の統合開発環境(IDE)である。

要するに
「開発環境そのものがAIで加速しはじめた世界」 の到来。

コマンドを打つたびに
「作っときました」
と返ってくる未来型IDE。
便利すぎて、脳が追いつかない。


SNS「Antigravity」とは?

私が 一晩で作り、翌朝にはVercelで公開し、
その日の昼には知り合いが触っていたSNS。

コンセプトはシンプルで「Gravityの対抗馬」だ。

GravityというSNSはとても優しいコミュニティだけど、
歴史を経るごとに機能が積み上がり、
ちょっと“太った魔法生物”みたいになってしまった。

古参は言う。
「昔のGravityの方が軽くて良かった」と。

その気持ち、めちゃくちゃわかる。

だからこそ私は作った。

重力を捨てた、軽くてシンプルなSNS。
ーー Antigravity。

機能は最低限しかない。
理由は簡単で、

一晩で作ったから。

でも、その軽さそのものが魅力になっていると思う。


そして眠気が限界を迎える

ここまで書いた時の時刻、午前3時半
人間が起きてていい時間ではない。

続きは寝てから書くか、未来の私に丸投げする。
Antigravity的に言うと「明日のAIがなんとかする」。



ーー ここから下は「もりけん原文(元記事)」 ーー

AntigravityでAntigravity(SNS)を作った(デプロイして実際に使ってもらった)話をする。

自己紹介

初めまして、多分ほとんど記事を書いてないので誰も知らない人だと思うので、簡単な自己紹介をする。

私、もりけんことmorikentigerは、フリーランス(個人事業主、屋号は「らいとすぴりっつ」)のAIエンジニアである。

SB TEMPUS(ソフトバンクグループ)で筒井多圭志CSの下、AIの技術検証を行っている。(注、この記事は所属する団体とは何も関係ありません。)

元々ロボットのハードウェア・ソフトウェアを両方するエンジニアとして働いていたが、8年くらいのブランクを乗り越えて、気がつくとAIエンジニア(しかもフリーランス)になっていた。

ChatGPTの利用日数は、今日現在2025/11/28時点で1072日であり、ChatGPTが出た当初からコード生成をさせていた人である。

そんな私が、Antigravityが出てから作ったものがいくつかある。

Antigravityが出てから作ったもの

最初は全て、GithubのPagesで無料公開しようとしていた。
しかし、SNSのAntigravityだけは、VercelでFirebaseの課金プランを使って(画像のアップロードのため)、デプロイ(公開、リリース?)している。

Google Antigravityとは?

「Google Antigravity(アンチグラビティ)」とは、Googleが2025年11月18日に発表した(パブリックプレビュー版)新しい AIエージェント主導型の統合開発環境(IDE)/開発プラットフォーム

とChatGPT(GPT5.1)は言っている。

Antigravity(SNS)とは?

私、もりけん(morikentiger)が一晩でAntigravityにより生成させ、開発・リリースしたSNSである。

モチーフ(パクリ元)となったのは、やさしいSNSで有名なGravityというSNSである。

このSNS、Gravityは良くも悪くもごちゃごちゃと機能をバベルの塔した結果、古参が悲しむというSNSとなってしまった。「昔はもっとシンプルでよかったのにぃ」そんな声がよく聞こえてくる。いいアプデもあるけどね、もちろん。

もう書くことがなくなったし、疲れたから寝る

今何時だと思ってるんだ!サンジハン!!!!!

追記するかも。

反響

おかげ様で300viewをこえ、Gravityの音声ルームに、キータ見たよって人が現れました。
ありがたいことです。
アクティブユーザーも10人ほどに増えて、活発になってきました!
現ユーザーのみなさん、未来のユーザーのみなさん、いつもありがとうございます。

まだまだ改良・改善するところはありますが、鋭意更新していきますので、よろしくお願いいたします。

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