🧠【超初心者向け】MacでGitを最初から理解する完全ステップ
ファイルの履歴を「タイムマシンみたいに」残せるGitを、実際に触って覚える!
🎯 ゴール
この記事を読んで操作すれば:
- Gitが使えるようになる
- ファイルを保存(記録)できる
- 過去の状態に戻せる
- GitHubにアップする準備ができる
🧰 使うもの
| ツール | 説明 |
|---|---|
| ターミナル | 黒い画面。パソコンに命令を出す場所(Mac標準アプリ) |
| VS Code | コードやメモを書くアプリ(https://code.visualstudio.com/) |
| Git | ファイルの履歴を記録するソフト(バージョン管理ツール) |
🪜 STEP 0:Gitが入っているか確認する
ターミナルで下のコマンドを入力:
git --version
💬 なにしてるの?
Gitというソフトがパソコンに入ってるか確認している。
数字(例:git version 2.51.0)が出ればOK。
もし出なければ「Git install Mac」で検索して入れよう。
🪜 STEP 1:作業フォルダを作る
デスクトップにGitの練習フォルダを作る。
cd ~/Desktop
mkdir git_practice
cd git_practice
pwd
💬 なにしてるの?
| コマンド | 意味 |
|---|---|
cd ~/Desktop |
デスクトップに移動する |
mkdir git_practice |
「git_practice」というフォルダを作る |
cd git_practice |
そのフォルダの中に入る |
pwd |
今どこにいるか確認する |
出力例:
/Users/username/Desktop/git_practice
👉 ちゃんと「Desktop/git_practice」に入っていればOK!
🪜 STEP 2:Gitを初期化(監視を開始)
git init
💬 なにしてるの?
「このフォルダの中で起きる変更を記録してね」とGitに伝えている。
すると、隠しフォルダ「.git」が自動で作られる。
これがGitの記録ノート。
🪜 STEP 3:最初のファイルを作る
echo "こんにちは" > hello.txt
💬 なにしてるの?
「hello.txt」というファイルを作って、その中に「こんにちは」と書き込んでいる。
echo は“言う”という意味。
>は“右のファイルに書き込む”という合図。
ファイル確認:
ls
中身を確認:
cat hello.txt
出力:
こんにちは
👉 ファイルがちゃんとできてる!
🪜 STEP 4:Gitに保存(最初の記録を残す)
① 変更を登録
git add .
② 記録を残す(コミット)
git commit -m "最初の保存"
💬 なにしてるの?
Gitはすぐには自動で記録しない。
まず「これを記録してね」とaddで伝えて、
「今の状態を保存」とcommitで決定する。
-m "メッセージ"は「この保存にタイトルをつける」って意味。
出力例:
[master (root-commit) 748f734] 最初の保存
1 file changed, 1 insertion(+)
create mode 100644 hello.txt
🪜 STEP 5:履歴を確認してみる
git log
出力例:
commit 748f7347b2923...
Author: user <example@mail.com>
Date: 2025-10-22
最初の保存
💬 なにしてるの?
過去の保存(コミット)履歴を見ている。
「いつ、誰が、どんなメッセージで保存したか」が一覧で出る。
これがGitの“タイムマシンのログ”。
🪜 STEP 6:ファイルを更新してもう一度保存
① ファイルを上書きする
echo "こんばんは" > hello.txt
cat hello.txt
出力:
こんばんは
② もう一度Gitで保存
git add .
git commit -m "第2回保存"
💬 なにしてるの?
1回目は「こんにちは」
2回目は「こんばんは」
つまり、Gitのノートに2ページ目が追加された。
これで「過去」と「現在」が2枚の写真みたいに残る。
🪜 STEP 7:過去に戻る(タイムマシン体験)
まず履歴の短いID(先頭6文字くらい)を確認する。
例:748f734
git checkout 748f734
ファイル確認:
cat hello.txt
出力:
こんにちは
💬 なにしてるの?
checkout は「指定した過去の時点に移動する」コマンド。
いま、**1回目(こんにちは)**の状態に戻ってる。
🪜 STEP 8:最新(現在)に戻る
git switch master
または
git checkout master
ファイル確認:
cat hello.txt
出力:
こんばんは
💬 なにしてるの?
「最新の状態(第2回保存)」に帰ってきたところ。
masterはメインの記録ルート(“本流”)の名前。
🎓 ここまででできることまとめ
| 操作 | コマンド | 意味 |
|---|---|---|
| Git開始 | git init |
記録ノートを作る |
| ファイル登録 | git add . |
記録したいファイルを選ぶ |
| 保存 | git commit -m "説明" |
スナップショットを撮る |
| 履歴確認 | git log |
過去の記録を見る |
| 過去に戻る | git checkout <ID> |
昔の状態にタイムスリップ |
| 現在に戻る | git switch master |
最新の状態に戻る |
🚀 まとめ
Gitは「過去も未来も残せるフォルダのタイムマシン」。
あなたはもう
- 作る
- 保存する
- 戻る
この3つの基本を全部マスターした。
次のステップでは、この記録を**GitHub(ネット上の倉庫)**にアップして、
どこからでもアクセスできるようにしよう。