はじめに

こんにちは。くりもちです。全国学生対抗戦AdventCalendar 2023の8日目の投稿です。今回から、Ubuntu 24.04LTSの2023年末時点での情報をお伝えするシリーズを開始します。第1回では22.04LTSからの変更点をリリースノートからお伝えします。

22.04LTSからの変更点

不明なところは空欄にしています。

変更点	22.04LTS	>	24.04LTS
GNOMEのバージョン	GNOME42	>	GNOME44
Linuxカーネルのバージョン	5.17	>	6.x
GCC(GNUコンパイラーコレクション)のバージョン		>
Pythonのバージョン		>
Perlのバージョン		>
LLVMのバージョン)		>
デフォルトのインストールソフト	完全	>	最小限
ZFSガイド付きインストール	なし	>	あり
TPMでバックアップされたFDE(フルディスク暗号化)	なし	>	あり
設定ファイルの場所	/etc/netplan/01-...	>	/lib/netplan
NetworkManagerのデフォルトのストレージバックエンド		>	Netplan
ADSys Active Directory証明書の自動登録	なし	>	あり
インストーラー	Ubiquity	>	Ubuntu Desktop Installer
アプリセンター	SnapStore	>	UbuntuAppCenter
ファームウェアのアップデーター		>	Firmware Updater
Firefoxのバージョン	103	>	120
LibreOfficeのバージョン		>
Thunderbirdのバージョン		>

他にも新機能やバグ修正があるそうですが、時間と記事の長さの都合上詳しくは24.04LTSのリリースノートでご覧ください。

このシリーズについて

最後に、このシリーズの構成です。
このシリーズは第1回から第4回まであり、今回の第1回は22.04LTSからの変更点を、第2回はインストール方法などを、第3回はUbuntuフレーバーの新機能を、第4回では開発状況とこれからの開発予定についてお伝えします。乞うご期待ください(完結は12月18日を予定しています)。